■■■：慶應義塾大学出版会 『ジュール･ヴェルヌが描いた横浜 ｢八十日間世界一周｣の世界』 新島進編 4/上 \735 ((昨年(2009年)、開港150周年を迎えた横浜の開港当時の姿を、ジュール・ヴェルヌの傑作『八十日間世界一周』から読み解く。)) ■■■：慶應義塾大学出…

■■■：アスキー・メディアワークス 『映画式まんが家入門』 大塚英志 5/10 \800 ((まんがはいかに映画になろうとしたか？大塚英志の創作入門シリーズ第３弾。手塚治虫・石ノ森章太郎・宮崎駿らの作品を子細に検討しながら、日本におけるまんがの「映画的手法…

■■■：岩波書店 『思想史家が読む論語 「学び」の復権』 子安宣邦 4/27 \3,360 ■■■：ＰＨＰ研究所 『いい顔してる人』 荒木経惟 5/20 \1,260 ((生き方はすべて顔に出る！ 写真家生活５０余年、「顔に始まり顔に終わる」というほど顔を撮ってきたアラーキーだ…

■■■：イースト・プレス 『「悪」の進化論 「邪悪の蕾」は密やかにふくらむ』 バーバラ・オークレイ/酒井武志訳 4/- \1,700 ((善人を騙し、家族を傷つけ、無差別に人を殺し、果ては変死。美しき異常者、姉の死の真相とは。邪悪な脳の正体、悪が飼育されていく…

■■■：講談社 『トレイシー 日本兵捕虜秘密尋問所』 中田整一 4/14 \1,890 ((「戦陣訓」は無効だった。捕らわれた日本兵が漏らした機密から日本は焼き尽くされた！収容所で口を割った大島大使に将官たち。情報戦で完敗したもう一つの全貌))■■■：新潮社 『小林…

■■■：慶應義塾大学出版会 『科学する詩人 ゲーテ』 石原あえか 4/- \2,940 ((ゲーテと植物学、医学、物理学、天文学等の研究に焦点をあて、詩人、官僚、自然研究者であったゲーテが、終生、「自然という書物」を徹底的に観察し、そこから得られた知識やイン…

■■■：現代企画室 『メモリアス MEMORIAS』 アドルフォ・ビオイ＝カサレス/大西亮訳 4/1 \2,625 ((セルバンテス賞コレクション3))■■■：青弓社 『イメージとしての戦後』 坪井秀人、藤木秀朗編著 3/23 \3,150 ((戦前・戦中とは切断されて一新したものとして流…

■■■：岩波書店 『ノーマ･フィールドは語る 戦後･文学･希望』 ノーマ･フィールド/成田龍一ほか聞き手 4/7 \525 ((日米の社会の中で凛として立つ少数派に共感を寄せ続ける彼女が語る、戦後経験、1968年、文学への希望。)) ■■■：岩波書店 『〈私〉時代のデモク…

■■■：河出書房新社 『イラストで読む ルネサンスの巨匠たち』 杉全美帆子 4/10 \1,785 ■■■：河出書房新社 『ＦＲＥＮＣＨ ＰＩＮ ＵＰＳ』 大類信 4/12 \2,100 ((世界中の男性を虜にした仏のグラビア誌「ＰＡＲＩＳ−ＨＯＬＬＹＷＯＯＤ」に掲載されたピンナ…

■■■：岩波書店 『たましいを運ぶ舟』 道浦母都子 4/- \1,470 ■■■：勁草書房 『サッチャリズムの世紀 新版 作用の政治学へ』 豊永郁子 3/- \4,410 ■■■：作品社 『木苺の村 フランス文学迷子散歩』 西出真一郎 4/- \1,890 ■■■：作品社 『手賀沼』 吉住侑子 4/-…

■■■：工作舎 『生物への周期律 自然界のリズムと進化』 アントニオ・リマ＝デ＝ファリア/松野孝一郎監修/土明文訳 3/- \5,040 ■■■：社会評論社 『ヴァルター・ベンヤミン解読 希望なき時代の希望の根源』 高橋順一 3/- \3,885 ■■■：晶文社 『ナウ・アンド・…

■■■：ウェッジ 『榛地和装本 終篇』 藤田三男 3/- \1,890 ((人気作家がいた。玄人好みの作家がいた。文芸批評の大家がいた。篤実な研究者がいた。練達の装幀家がいた。熱い編集者がいた…。同時代を歩んだ編集と装本の名手が描く、その濃密な舞台裏。))■■■：…

■■■：ありな書房 『聖人 SAINTS』 エリカ・ラングミュア/田中久美子訳 3/17 \1,575 ■■■：法政大学出版局 『ネオ唯物論』 フランソワ・ダゴニ/大小田重夫訳 3/20 \4,725 ((合理性はまず物質のうちに存在する──バシュラールの合理的唯物論を継承しつつ、一般的…

■■■：河出書房新社 『秘密結社の時代 鞍馬天狗で読み解く百年』 海野弘 4/12 \1,365 ((河出ブックス――動乱の時代、幕末に生きたヒーロー、鞍馬天狗は秘密結社だった！？ 歴史の中にちらりと現れ、近寄ると消えてしまう秘密結社たちを小説に取り入れた大佛次…

■■■：ヴィレッジブックス 『秘密結社ベネディクト団 上 孤独な子どもをねらえ』 トレントン・リー・スチュワート/久米真麻子訳 3/- \924 ■■■：ヴィレッジブックス 『秘密結社ベネディクト団 下 素直になったら負け 』 トレントン・リー・スチュワート/久米真…

■■■：秋山書店 『非業の死の記憶 大量の死者をめぐる表象のポリティックス』 池澤優、アンヌ・ブッシィ編 4/1 \2,835 ((｢死者と生者の関係性を問う｣シンポジウムの報告書。非業の死をとげた死者の記憶が生成され表象される追悼儀礼のメカニズム。))■■■：春風…

■■■：実業之日本社 『攪乱者』 石持浅海 4/15 \880 ■■■：実業之日本社 『荒俣宏・高橋克彦の岩手ふしぎ旅』 荒俣宏 4/27 \1,890 ((博覧強記の博物学者と盛岡を愛する直木賞作家のミステリアスな岩手の旅指南。隠された歴史のおもしろさを読み解く不思議発見…

■■■：河出書房新社 『バンド臨終図巻』 速水健朗、円堂都司昭、栗原裕一郎 4/- \2,520 ((それは本当に「音楽性の違い」だったのか？クレイジー・キャッツからビートルズ、羞恥心まで古今東西洋邦２００バンドの解散の真相。))■■■：彩流社 『Ｃ・Ｓ・ルイス …

■■■：草思社 『地下水道 ｕｎｄｅｒｃｕｒｒｅｎｔ』 白汚零 4/下 \2,940 ((東京の胎内を流れる水と水路の幻想的な相貌 東京の地下に縦横に張り巡らされた「地下水道」の世界を、じつに２５年にもわたって撮り続けた写真家のはじめての写真集。明治期に手仕…

■■■：東京創元社 『Ｄカラーバケーション インディゴの夜』 加藤実秋 4/23 \1,785 ((二部制に営業形態を変え、新メンバーも加わったｃｌｕｂ ｉｎｄｉｇｏ。憂夜からの突然の休暇願、その間のおかしな客が、ｉｎｄｉｇｏに事件をもたらす。ますます冴えを見…

■■■：集英社 『澁澤龍彦ドラコニア・ワールド』 澁澤龍彦/澁澤龍子編/沢渡朔写真 3/- \1,260 ((澁澤龍彦自ら「ドラコニア」と名づけた「龍彦の領土」には、彼の少年のような無垢な心を感じさせるオブジェが息づいている。澁澤龍彦の主要なテーマ「オブジェ」…

■■■：角川文庫 『私自身の見えない徴』 エイミー・ベンダー 4/24 \735

■■■：国書刊行会 『日本刑罰風俗図史』 藤澤衛彦、伊藤晴雨 4/25 \3,360 ((「関所改」「松葉いぶし」「雪責」など、かつて日本にあった刑罰・拷問の歴史を、伊藤晴雨による妖しくも美麗な絵とともに紹介する。))

■■■：角川ホラー文庫 『うなぎ鬼』 高田侑 4/24 \630 ■■■：角川文庫 『大槻ケンヂが語る江戸川乱歩 私のこだわり人物伝』 江戸川乱歩/大槻ケンヂ 4/24 \460 ((この一冊で、江戸川乱歩の評伝と作品が読める！ 「怪人二十面相」「少年探偵団」といった人気シリ…

■■■：角川書店 『楊貴妃の晩餐』 夢枕獏、天野 喜孝、叶松谷 4/28 \2,940 ((小説と絵画と陶芸の第一人者による豪華コラボレーション 夢枕獏の戯曲を元に、叶松谷が器を作り、そこに天野喜孝が絵を塗り込む。活字とと陶芸と絵画で構成された「楊貴妃の晩餐」…

■■■：インパクト出版会 『異端の匣 ミステリー・ホラー・ファンタジー論集』 川村湊 3/- \2,940 ((「異端文学」とは、文学の一つのジャンルではなく、文学に関わる一つの姿勢である−。ミステリー・ホラー・ファンタジーのジャンルに属する、日本の「異端文学…

■■■：朝日文庫 『神と私人生の真実を求めて』 遠藤周作、山折哲雄 \630 4/7 ■■■：朝日文庫 『快適生活研究』 金井美恵子 \630 4/7 ■■■：朝日文庫 『介護笑説』 湯川博士 \588 4/7 ■■■：一迅社文庫 『星灼のイサナトリ』 大樹連司/飯沼俊規 \650 4/20 ■■■：岩…

■■■：新潮文庫 『カストロ暗殺指令（上）』 デイヴィッド・Ｌ・ロビンズ/村上和久 \620 4/24 ■■■：新潮文庫 『カストロ暗殺指令（下）』 デイヴィッド・Ｌ・ロビンズ/村上和久 \620 4/24 ■■■：新潮文庫 『わが友マキアヴェッリ（上）』 塩野七生 \420 4/24 ■…

■■■：朝日新聞出版 『あなたの若さを殺す敵』 丸山健二 4/7 \1,365 ((刹那に終わる肉体的な《若さ》以上に一生を決める精神の《若さ》。社会環境的に若さが欠如している現代、老若男女が求めてやまない精神的な《若さ》の源を「自立の志」に見出し、それを涸…

■■■：講談社 『リベルタスの寓話』 島田荘司 3/- \1,008 ■■■：論創社 『狩久探偵小説選』 狩久/横井司叢書監修 3/- \3,360 ((独特の文体でロジカルな謎解きのみならず、官能的な要素を好んで作品に取り入れ、また作中に自身を登場させる私小説風の作品をもの…