2004-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ジョエル・タウンズリー・ロジャーズ『赤い右手』[bk1]

赤茶色の髪を振り乱し、赤い眼をぎらつかせ、耳は裂け、歯は犬の歯のように鋭く尖り、脚は栓抜き(コークスクリュー)のようにねじれ、身の丈は切り詰めたように低く、そのほかにもぞっとする容貌の特徴をいくつもそなえたこの男*1が繰りひろげる狂気の連続殺…

…っていうかepi文庫が終わってなかったことが素直に嬉しいです。

…っていうかクリストファー・プリーストの『魔法』[bk1]もepi文庫に入れるべきだと思うのですよ、このさい。あ、エドマンド・ホワイト『螺旋』[bk1]とジェフ・ライマン の『夢の終わりに…』*1もね。 *1:って、品切れですか、とほー

早川書房4月刊行予定にチャールズ・バクスターの長編『愛の饗宴』がっ!! あと神林長平『膚の下』、森奈津子『からくりアンモラル』、クリストファー・プリースト『奇術師』(…延期しませんように)、パーネル・ホールのヘイスティング・シリーズ、そして …

イサベル・アジェンデ『天使の運命』[bk1]をチェックするのをすっかり忘れてたのですよー。

ソロモン・ケインは…3月刊?(もうすこし先かも)…とのこと、ふむーん。

『鈴木いづみセカンド・コレクション 2 ぜったい退屈 SF集』[bk1]がでてますな、チェック。っていうか鈴木いづみはハヤカワ文庫の2冊しか持ってないのでぼちぼち集めていきましょうか、という気分。まずは『ハートに火をつけて! だれが消す』[bk1]から。

J・T・ロジャーズ『赤い右手』[bk1]読了。何でこれがこのミス1997年度海外2位を獲得したの? って感じの実に怪しいミステリでしばしの至福を味あわせてもらいました…が、感想どこまで書いていいものやら。ま、後ほど。 そしてG・K・ウオリ『箱の女』[bk1…

amazonにロバート・リード『地球間ハイウェイ』の書籍データ→ISBN:4150114668で、おそらく25日発売分と一緒に配本されるのでしょう。ええ、待ち焦がれてましたとも。それにしてもチャック・パラニューク『チョーク!』の表紙はエロい。

“空想旅行小説の大傑作”という売り文句を引っさげて2004.3.31 バリー・ユアグロー『憑かれた旅人』刊行予定、訳者はもちろん柴田元幸で、これは要チェックでしょう。

ヤン・マーテル『パイの物語』[bk1]

本書の白眉はなんといっても第2章→ 虎、ハイエナ、シマウマ、オランウータンと共に ←*1小さなボートで太平洋を漂流するはめになってしまった少年パイの悪戦苦闘するとこでしょう。この奇抜な設定におけるサバイバルを書き上げることができた時点で、もうこ…

季節の変わり目、皆様いかがお過ごしでしょうか。体調など崩されませんようどうぞお気をつけくださいませ。 …… っていうか、崩した体調を戻すのに休日全部使っちゃうのもなかなか切ないもので、そんななかでも『パイの物語』はどうにか読了、感想は後ほど。

そしてヤン・マーテル『パイの物語』、小谷真理『エイリアン・ベッドフェロウズ』、大塚英志『サブカルチャー文学論』を読みはじめです。

テリー・ビッスン『ふたりジャネット』[bk1]

“好きな作家はラファティでアメリカントールテイルの伝統を継ぐ”とか書いてあった解説文が頭に引っかかってたせいもあるだろうけどSFマガジンで「熊が火を発見する」を読んだときの印象は“地味”のひと言、あまりいいものではなかった。ラファティならば…熊が…

神林長平『麦撃機の飛ぶ空』の予約が始まった模様です。ほかにはジェレミー・トラフォード『オフィーリア』とジェニー・エルペンベック『年老いた子どもの話』が、えもいわれぬ香りでぼくを誘っている(笑)のでバスケットに放り込んでおく。

東京創元社HPから今月の新刊の紹介2つ→キアラン・カーソン『琥珀捕り 〜驚異に満ちた物語の贈り物〜』、 ピーター・F・ハミルトン『マインドスター・ライジング』 … ( うずうずしますな )

正直な話、短編集はじっくり読みたい。週に一編ぐらいで。いい短編集ほど一編読むたびに期間をあけたくなる傾向もありますね。トム・フランクリンは全部読むのにけっこうかかりました。ダン・シモンズやテリー・ビッスンの場合は既読が多いからともかく…

2004春予定 アイン・ランド 『水源』 ビジネス社…藤原編集室通信Topics/注目の新刊より。関連リンクを覗いて見てみるとなかなか面白そうでありますので、チェック。

3/23 古橋秀之 『蟲忍』 デュアル文庫…句読点日記のメモ欄経由で知りました、情報元はアニメ−ジュの広告だそうです。チェック。

テリー・ビッスン『ふたりジャネット』[bk1]読み中。それにしても『世界の果てまで何マイル』が手に入らないというのは世の中間違ってると思うので復刊ドットコムのアドレスを張っておきます→[どうぞ!]。

キング&ストラウブ『ブラック・ハウス』[bk1][bk1]

先日の日記でid:seiitiさんから「…キングのファン・サイトのレビュー(原書が出た段階での)ではあまり評判良くなかったみたいでしたが…」とのコメントをいただきましたが、まぁたしかに評判を下げる要因はたくさんあります。第1章200頁をかけて舞台となる町…

神林長平

ちなみにマイ・フェヴァリット神林長平は『今宵、銀河を杯にして』[bk1]。不条理でオフビート、どこまでも楽天的でぬけぬけとしたユーモアが堪りません*1。最近の神林長平は理屈くさくてちょっと勘弁してほしい。『言壺』[bk1]なんかに、このオプティミステ…

『ブラック・ハウス』は最終章。今週はこれしか読んでないなぁ。

3月上旬『麦撃機の飛ぶ空』神林長平 星雲社 1,800円本やタウンBOOK CLIP書籍新刊情報より。単行本未収録SFショートショート傑作選とのこと。3月下旬予定、白水社のアレクサンダル・ヘモン『ノーホエア・マン』もちょっと興味深いので、あわせてチェック。

2004年3月上旬 『世界のすべての七月』ティム・オブライエン著 村上春樹訳 文藝春秋 2,000円e-hon予約コーナーより。メモメモ。あと、いかにもロード・オブ・ザ・リング完結に時機をあわせたかのような『エルフの黄昏』があざとい(笑)、チェックチェ…

しかし藤原編集室通信 Topics/注目の新刊のソロモン・ケイン紹介のところを見るとどうやらキング・カルもでる模様、涙が出そうです。

『ブラック・ハウス』

…引き続き読み中。キングもストラウブも読むのは久しぶりなのだけど、二人の未読作をまとめて読んでみようかと思うぐらいおもしろいですね。第2部の後半あたりでジャックが再び異界に引き込まれて忘れていた『タリスマン』における経験の数々を思い出してい…

草思社近刊情報によると、伝記・歴史物で名をはせているアンリ・トロワイヤの小説が3冊でるらしい。ちょっと興味深いです。 BOOKSルーエのコミック・文庫発売予定表3月分が更新されてます。ジョン・ソールが2冊出たり、『女神の花嫁』(後)がでたり、畠中惠『…

早川書房2004年3月の新刊 ・3月上旬 『貧者の晩餐会』イアン・ランキン/延原泰子訳 ・3月下旬 『ミドルセックス』ジェフリー・ユージェニデス/佐々田雅子訳 ・3月下旬 『魔法の眼鏡』ジェイムズ・P・ブレイロック/中村融訳あと『永遠の森 博物館惑星』の…

ミステリー’z〜ミステリ作品近刊情報〜より ・コニー・ウィリス『犬は勘定に入れません あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎』 03/中 早川書房 『ドゥームズデイ・ブック』と同じ設定のロマンティック・コメディだったかな? あとは創元SF文庫からキ…