2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

3月刊のハヤカワ本で書き忘れてたこと…

いや『夜明けのメイジー』のことなんですがね、“1929年英国。己れの才覚で、メイドから看護婦、そして私立探偵となったメイジーの活躍”ってことで、えーと … … 萌ぇね?*1 *1:(笑)。アガサ賞、マカヴィティ賞最優秀新人賞ダブル受賞作っていうからクオリテ…

雑記その一:RThReader2というRSSリーダを導入してみてこりゃエエわいとRSSをはいているBlogを次々に放り込んでいるのでそのうちアンテナをかなり整備するかもしれません…と思っている間にRSSリーダをFirefox+Sageに乗り換えてたりする、すばらしいねこれは…

早川書房2005年3月の新刊からチェック[単行本] チャック・パラニューク 『ララバイ』 トニ・モリスン 『ラヴ』 リチャード・ホーン 『死ぬまでにしたい101のアラ技』 ラリー・コリンズ&ドミニク・ラピエール 『パリは燃えているか?(上・下)』 ジェイ…

しかしながら、空いた時間に少しづつ読めるような本を…と思ったのが運の尽き、酒見賢一『陋巷に在り』の文庫本を手にとってしまい「ああそういえば“禁”という字は林の中の神を表すということを知ったのはこの本だったなぁ。そういえば白川静にはまったきっか…

年が明けて微妙に忙しくなってきた昨今、とみなが貴和『EDGE』の4巻を(いまごろ)読み始めるために1〜3巻を再読していたり*1、スタニスワフ・レムが幼少時を綴った『高い城』をだいじにだいじに少しづつ読んでいたり、ベン・マーカス『沈黙主義の女たち』、…

BOOKSルーエ 発売予定表から2月刊行の文庫チェック [bk1]朝日文庫 『あたりまえのこと』 倉橋由美子 [bk1]岩波現代文庫 『物語の哲学』 野家啓一 [bk1]岩波文庫 『カンディード他五篇』 ヴォルテール [bk1]岩波文庫 『西遊記 (2)』 中野美代子訳 [bk1]学研…

東雅夫の幻妖ブックブログにて淀川乱歩が出版されることを知り魂消る。淀川乱歩『根暗野火魂(ネクラノビコン)』[新風舎文庫][bk1]。かつてFマガジンのコラムにて野阿梓がJUNEで純粋なポーノグラムは淀川乱歩ひとりだと書いた美少年陵辱譚、まさに待望…

ひぐらしのなく頃に解 目明し編[07th Expansion]

以前まで見られたプロットにかかわっていない生活描写の一切を排し、「綿流し編」の全貌を書ききっていながらも、テキストの信頼性を曖昧にするお馴染みの手法を要所のみに配することで真相を隠しぬいた緊密な構成に、畏れ入る。しかしそれより何よりこの陰…

平山瑞穂『ラス・マンチャス通信』[新潮社][bk1]

悪臭紛々たる「陸魚」を一番のお気に入りのおもちゃにしてる「アレ」が徘徊する家に住む少年が、レイプされようとしている姉を助けるために「アレ」を殴り殺してしまったために施設に入れられてしまうまでを描いた最初の章「畳の兄」が絶品。諦観と退廃の雰…

年末年始は…

いつもどおり隆慶一郎。今回は短編集『柳生非情剣』[bk1]に。理由は須賀しのぶの新作に柳生連也斎がでてるとのことが頭にあったから。とはいえ連也斎こと柳生兵介の登場する冒頭作「慶安御前試合」は短編集中ではもっとも平凡といってもいい作品ではある。絶…