■
雑記その一:RThReader2というRSSリーダを導入してみてこりゃエエわいとRSSをはいているBlogを次々に放り込んでいるのでそのうちアンテナをかなり整備するかもしれません…と思っている間にRSSリーダをFirefox+Sageに乗り換えてたりする、すばらしいねこれは。Geckoエンジンのブラウザなら動作の軽いSyleraを使っていたけどいつのまにかFirefoxもたいそう便利になったものです、でもやっぱりまだちょっと重いかな。その二:勢いというのは恐ろしいものでこんな本→『現代SF500冊(仮)』の予約が始まっておりました、著者は大森望。“在りし日の〈小説奇想天外〉伝説の連載“海外SF問題相談室”から〈本の雑誌〉新刊SF時評まで”っていうことは一番脂の乗り切った偽悪的で露悪的なアジテーションのトリックスター的テクストが読めるはず。しかしこんなの読んで喜べるのは平均年齢30代後半以降のレッドデータアニマルなそこそこオールドにさしかかろうかというSFファンぐらいのはず。売れるのか? その三:いやそんなこと言わないで、紛らわしいのはまったく持っておっしゃる通りですが、ぜひ読んでみてくださいな。こういう評価もありますし…実際高校時代に『背教者ユリアヌス』だのミカ・ワルタリ『エジプト人』だのウージェーヌ・シュー『さまよえるユダヤ人』だのとにかく平凡に勉強していたら耳にできなかったであろうべらぼうに面白いロマンを(…授業中に)紹介してくれた歴史の先生がデュマのより面白いとご推薦だった一冊ですので、そういえばこの先生デュマの奔放な生涯を描いた伝記『パリの王様』も大絶賛してたっけ。あとデュマ関連で検索してたら黒岩涙香譯『巖窟王』をweb上で読めるところを発見、そうか版権切れてたのか、そういえばこの意訳版モンテクリスト伯の格好よさを知ったのはSFマガジンの大森望連載による翻訳講座でありましたなぁ…といったところで本やタウン新刊リストのチェックいってみましょう
絲山秋子『逃亡くそたわけ』とスティーヴン・シュリル 『夢見るミノタウロス』と、そして“家康直臣の有望旗本、原主水がなんとキリシタンに。原の盟友・洒井を語り手に進行する、ミステリーとしても出色の時代小説” という『苦いカリス』が注目どころ。個人的には管啓次郎と高橋源一郎を買い。[bk1]岩波書店 『オムニフォン <世界の響き>の詩学』 管啓次郎
[bk1]岩波書店 『ミゲル・ストリート』 V.S.ナイポール
[bk1]岩波書店 『ランボー 自画像の詩学』 中地義和
[bk1]角川書店 『夢見るミノタウロス』 スティーヴン・シュリル
[bk1]三一書房 『苦いカリス』 宗任雅子
[bk1]中央公論新社 『逃亡くそたわけ』 絲山秋子
[bk1]中央公論新社 『冷たい肌』 アルベール・サンチェス・ピニョル
[bk1]中央公論事業出版 『D・H・ロレンス とり、けもの、はな 詩集』 D・H・ロレンス
[bk1]ビレッジプレス 『壁の文字 ポール・オースター全詩集』 ポール・オースター
[bk1]平凡社 『読むそばから忘れていっても』 高橋源一郎
[bk1]福音館書店 『セシルの魔法の友だち』 ポール・ギャリコ作/野の水生絵
[bk1]柏書房 『ナチス・ドイツの有機農業』 藤原辰史