2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧
ものすごい勢いでウィル・マッカーシイ『コラプシウム』を読み始める。あー、もし、もしもぼくが『コラプシウム』を翻訳するとして、ここは一発ウケをねらってやろう(@特盛!SF翻訳講座)とか考えたりするならば、文体を森見登美彦風にするだろうな…とか思…
デイヴィッド・マレル『トーテム(完全版)』を読了したわけだけれど、ええと、主人公役の人物/人物像が確定されたことでずいぶんと物語の筋道がわかりやすくなり、リーダビリティが格段にあがったため(というか他のマレル作品とおなじレヴェルまで戻った、…
すでに刊行予告されていた書籍の延期が目立つ中、各国作家による神話の再話プロジェクト“世界の神話”の次回配本分が告知されています。すでに第2弾の作家として予定にあがっていたイスラエルのデイヴィッド・グロスマンはともかく、『眠れ』『虫の生活』のヴ…
[単行本] ■■■:以文社 『イメージの奥底で』 ジャン・リュック・ナンシー/西山達也訳 4/7 \3,675■■■:太田出版 『at(3)』 パラグラフ編 3/29 \998■■■:鳥影社 『ドストエフスキーを読みながら』 下原敏彦 4/下旬 \1,680((寺山修司・三島由紀夫・尾崎豊・少年A…
ブランショや日本人のレアテクストを意欲的に出版してくれている書肆心水の4月配本予定はいよいよ“夢野久作の父”杉山茂丸の『俗戦国策』。『百魔』も近刊にあがっておりますます注目。ブランショ関連も刊行予定も魅力的なものばかりでどうにも困ってしまうの…
[単行本] 『無限がいっぱい』 ロバート・シェクリイ/宇野利泰訳 『破局』 ダフネ・デュ・モーリア/吉田誠一訳 『文章探偵』 草上仁 『リングワールドの子供たち』 ラリイ・ニーヴン/小隅黎・梶元靖子訳[HPB] 『最後の旋律』 エド・マクベイン/山本博訳[文庫]…
しばらくのあいだけっこう忙しかったが、しかしそれでもデュマレストサーガの復刊*1はやりすぎなんじゃないかと思う今日この頃、いやでもまあ我がSF幼年期のよきおもひでではあるんですけれどね→デュマレスト。ということで疲労困憊の仕事明けの現状にもかか…
[単行本] ■■■:岩波書店 『劇的痙攣』 唐十郎 4/26 \1,995 ■■■:イースト・プレス 『サン=テグジュペリ 夢をみる言葉』 アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ/山口昌弘撮影 4/上旬 \1,050 ■■■:イースト・プレス 『ダ・ヴィンチ・コード考証学』 フレデリック・ル…
先日読んだリーアム・キャラナン『漂流爆弾』[ハヤカワ文庫NV]も↓のようなアメリカン・ロマンの系譜の傍流に連なるだろう秀作だった。“日本軍が放った風船爆弾を発見して安全処理し、同時に日本軍のスパイを探し出せ”という内容紹介から喚起される勇壮なスペ…
[単行本] ■■■:バジリコ 『失われた季節』 パット・コンロイ/竹迫仁子 \2,940 発売中↑発売されてる書籍リストを見ててびっくり。『風とともに去りぬ』やジョン・アーヴィングのような、アメリカ性を背景に家/家族と個/個人を主題とした物語性豊かなアメリカ…
[単行本] ■■■:河出書房新社 『絶叫師タコグルメと百人の「普通」の男』 笙野頼子 \1,680 4/18 ((ふと気が付くと私は若く、美しく、有名になっていた――誇り高く野太いブスの八百木千本の身に一体何が?! ブ貌の臨界点を突破せよ。文学の最前線で闘い続ける作…
【第一弾】 [増補新版]骰子の7の目シュルレアリスムと画家叢書全6巻 滝口修造・日本語版監修 2006年5月より毎月刊行 各\3,990 (1)『ルネ・マグリット』 ルネ・パスロン 巖谷國士訳 (2)『ハンス・ベルメール』 サラーヌ・アレクサンドリアン 澁澤…
サイコドクターぶらり旅 - ステッキによる自己防御法にて紹介されてたステッキによる自己防御法をみて一言… _,, ▼ ´∀▼ …虎眼流? ヾ(_,,)
東京創元社メールマガジンによればエリック・マコーマックとローレンス・ノーフォークが文庫化とのこと。これを機に海外文学セレクションがどんどん文庫化されていくんでしょうかね…っていうかそろそろエーコのアレ文庫化されてもええんちゃいますかと小一時…
[単行本] ■■■:朝日新聞社 『花はさくら木』 辻原登 4/7 \1,995 ((歴史上最後の女性天皇となる智子内親王がヒロイン。江戸中期の京・大坂を舞台に、恋と権力と地下経済をめぐる波瀾万丈の物語。))■■■:あすなろ書房 『EGR3』 ヘレン・フォックス/三辺律子訳 4…
[単行本] ■■■:みすず書房 『神話論理1 生のものと火を通したもの』 C・レヴィ=ストロース/早水洋太郎訳 \8,400 4/予定 ■■■:原書房 『天国と地獄の事典』 ミリアム・ヴァン・スコット/奥山倫明・監訳 \6,090 4/予定 ■■■:文藝春秋 『壊れかた指南』 筒井…
某SF翻訳講座が届き早速あとがきに目を通して飲んでた茶を噴ッ。そして本文を今読み直してみるとわりと生真面目に講座講座してるのにちょっと驚く…まあだからこそそこはかとなくあからさまなユーモアが効くんだろう。この匙加減に魅せられてる人は人は結構多…
[単行本] ■■■:角川書店 『モドキ』 ほしおさなえ 4/予定 \1,470 ((郊外に暮らす主婦が覗いたウェブサイトに蠢いていた人形のような女は、自分と同じ顔をしていた。密かに売買されるその小女たちと、普通の女性を愛せない青年、そして彼に寄り添う女性の満た…
[単行本] ■■■:東京創元社 『龍の文身 インディゴの夜2』 加藤実秋 4/予定 \未定 ■■■:東京創元社 『出口のない部屋』 岸田るり子 4/予定 \未定 ■■■:東京創元社 『ミシシッピがくれたもの』 リチャード・ペック/斎藤倫子訳 4/予定 \未定 ■■■:東京創元社 …
[単行本] 『眠れぬ真珠』 石田衣良 『夕子ちゃんの近道』 長嶋有 『青猫家族輾転録』 伊井直行 『柳生雨月抄』 荒山徹 『グッモーエビアン!』 吉川トリコ 『聖書の絵師』 ブレンダ・リックマン・ヴァントリース/野口百合子・訳 というわけで新潮社4月刊行予…
[文庫] ■■■:岩波現代文庫 『日本人論明治から今日まで』 南博 \1,470 4/14 ■■■:岩波現代文庫 『江戸時代とは何か日本史上の近世と近代』 尾藤正英 \1,155 4/14 ■■■:岩波現代文庫 『椎の若葉に光あれ葛西善蔵の生涯』 鎌田慧 \1,050 4/14 ■■■:岩波現代文…
[単行本] ■■■:近代文芸社 『流紋 ハーディ文学の現代性』 藤井繁 3/30 \2,625 ■■■:勁草書房 『ダメットにたどりつくまで 反実在論とは何か』 金子洋之 4/下旬 \2,940 ■■■:勁草書房 『原因と理由の迷宮「なぜならば」の哲学』 一ノ瀬正樹 4/下旬 \3,150 ■■■…