早川書房2005年3月の新刊からチェック

[単行本]
チャック・パラニューク 『ララバイ』 
トニ・モリスン 『ラヴ』 
リチャード・ホーン 『死ぬまでにしたい101のアラ技』 
ラリー・コリンズドミニク・ラピエール 『パリは燃えているか?(上・下)』 
ジェイムズ・エルロイ&オットー・ペンズラー編 『ベスト・アメリカン・ミステリ/ハーレム・ノクターン』 

[文庫]
ジョン・キーツ 『ハワード・ヒューズ』 
ジョン・クリストファー 『トリポッド 3潜入』 
ウィル・マッカーシイ 『アグレッサー・シックス』 
野尻抱介 『太陽の簒奪者』 
牧野修 『傀儡后』 
パトリシア・A・マキリップ 『影のオンブリア』 
デイヴィッド・エディングス 『蛇神の女王』〈ベルガリアード物語2〉 
バート・ハイルブラン 『死刑劇場』 
ジャクリーン・ウィンスピア 『夜明けのメイジー』 
ハリイ・ハリスン 『銀河遊撃隊』 
仁賀克雄・編 『幻想と怪奇 宇宙怪獣現わる』 
ロバート・ハリス 『ポンペイの四日間』 
ジョー・R・ランズデール 『ボトムズ』 

[コミック文庫]
ふくやまけいこ 『星の島のるるちゃん1』 
吾妻ひでお 『ななこSOS1』
 

THIS IS FANTASY!のマキリップがプラチナファンタジィで登場。パラニューク、トニ・モリスンと現代文学もおさえたうえで、“人間モルモットになる、逮捕される、オーロラを見る、飛行機の中でHする、辞書に載る単語を発明する、復讐する、百歳まで生きる等......。”というそーとーバカそうな『死ぬまでにしたい101のアラ技』がキュートでございます。ほか、もはや早川書房の2005の方針はルネッサンスに決定したかのような復刊の群れ、今回はハリイ・ハリスンに『パリは燃えているか?』ですか。ハヤカワJコレクションも文庫化のご様子。南部の濃密なナマの瘴気が臭うランズデールの少年小説『ボトムズ』も文庫化。