東雅夫の幻妖ブックブログにて淀川乱歩が出版されることを知り魂消る。淀川乱歩『根暗野火魂(ネクラノビコン)』[新風舎文庫][bk1]。かつてFマガジンのコラムにて野阿梓JUNEで純粋なポーノグラムは淀川乱歩ひとりだと書いた美少年陵辱譚、まさに待望、って言うか待ってたことすら忘れてたですよ。サド、バタイユ、ピエール・ギュヨタ、ベルナール・ノエル、友成純一他あらゆる意味でのハードコアポルノを読み漁っていた時機はもうとうの昔へと過ぎ去ってて、今こんな濃いモノがほんとに読みきれるかどうか…。それはそれとしてうっかり目を離した隙に幻の奇書/希書となりそうな本だけに手に入れておかねばなりますまい。