年が明けて微妙に忙しくなってきた昨今、とみなが貴和『EDGE』の4巻を(いまごろ)読み始めるために1〜3巻を再読していたり*1スタニスワフ・レムが幼少時を綴った『高い城』をだいじにだいじに少しづつ読んでいたり、ベン・マーカス『沈黙主義の女たち』、ギルアド・アツモン『迷える者へのガイド』、ジョン・マグレガー『奇跡も語る者がいなければ』、橋本治『蝶のゆくえ』、三崎亜記『となり町戦争』その他積み本をいつ解消しようか画策したり、そういえば去年読んで感想を書いてない本もあるんでそれもどうにかしようかなあと考えたり、つまりはやっとテンションというかモチベーションが上向きになってきたというかそういうときに限って時間が無かったりするのはなんか問題なんじゃないかと徒然なるままに思いをはせつつも本やタウン新刊リストから単行本のチェック


  
[bk1]和泉書院 『遊星群 時代を語る好書録 明治篇』((『大正篇』同時刊)) 谷沢永一
[bk1]鳥影社 『ゲーテ時代のジェンダーと文学』 星野純子
[bk1]鳥影社 『ヒトラー暗殺計画とスパイ戦争』 ジョン・H・ウォラー
[bk1]鳥影社 『批評の透き間』 秋山駿
[bk1]集英社 『ケネディ家の呪い』 エドワード・クライン
[bk1]集英社 『ダイング・アニマル』 フィリップ・ロス
[bk1]集英社 『モビィ・ドール』 熊谷達也
[bk1]集英社 『聖なるものを訪ねて』 古井由吉
[bk1]集英社 『赤い竪琴』 津原泰水
 
もちろん津原泰水『赤い竪琴』が一番のお楽しみではありますが、“明治大正わけあり雑書の宝庫の扉が惜しげもなく開けられ、往時の世態人情の実際をつぶさに伝える一大集成” という谷沢永一『遊星群』も楽しみなんです…けどさすがに高ェよ一冊15,750円(予価)は*2
 
なおe-hon予約コーナーには第3回このミステリーがすごい!大賞作品の水原秀策『サウスポー・キラー』 深町秋生『果てなき渇き』 があがっています。新人賞の常としておすすめコメントが微妙に奮ってますな。ちょっと興味あり。

*1:っていうかこれ、数あるヤングアダルトレーベルから出版されているシリーズ物なかでも指折りの作品群だというのにめった斬りブックガイド既読調査での既読率の低さには涙を禁じえません

*2:大正篇は予価13,650円