版元ドットコムより
■■■:ありな書房 『聖人 SAINTS』 エリカ・ラングミュア/田中久美子訳 3/17 \1,575■■■:法政大学出版局 『ネオ唯物論』 フランソワ・ダゴニ/大小田重夫訳 3/20 \4,725 ((合理性はまず物質のうちに存在する──バシュラールの合理的唯物論を継承しつつ、一般的な脱物質化の傾向に抗して、唯物論を正当に評価し直そうとするダゴニェの唯物論哲学。哲学・芸術・生活・教育における脱物質化の傾向を批判するとともに、物質の解放をめざすヴァザルリ、デュビュッフェ、ヴィアラの絵画を取り上げ、さらには繊維産業や鉄を主題とした文化論・科学技術論におよぶ。〔哲学・科学認識論〕))
■■■:法政大学出版局 『触発する社会学 現代日本の社会関係』 田中義久編 3/20 \3,465 ((グローバリゼーションが本格化し、メディア・テクノロジーの革新が劇的なスピードで進んだ1980年代以降を現代と位置づけ、〈身体〉〈越境〉〈メディア〉〈コミュニティ〉のテーマのもとに、政治的・経済的社会関係をも内包する社会的・文化的社会関係を考察する。臓器移植や高齢者福祉の問題から、観光や性の越境、多文化共生、コミュニティの変容などにわたって、社会学的発想を触発する気鋭の論集。〔社会学〕))
■■■:法政大学出版局 『プレソクラティクス 初期ギリシア哲学研究 THE PRESOCRATICS』 エドワード・ハッセイ/日下部吉信訳 4/15 \2,835 ((紀元前600〜400年の古代ギリシア哲学の歴史。ソクラテス以前の哲学はそれぞれどのような性格を持っていたのか。ヘシオドス『神統記』生成のメカニズム、ピュタゴラス哲学やヘラクレイトス哲学の「構造」概念への寄与、ソピストとその時代の性格と意味、パルメニデスからデモクリトスにいたる初期ギリシアの宇宙論の系譜とその基本的特徴などに対して、著者独自の洞察が展開される。〔哲学・思想〕))
■■■:法政大学出版局 『権威の概念』 アレクサンドル・コジェーヴ/今村真介訳 4/20 \2,415 ((権威とは何か? 人類史上、あらゆる国家や政治権力を基礎づけてきた神秘の力は何に由来するのか? パリでの伝説的ヘーゲル講義で知られるロシア人哲学者が、この問いに答えるべくドイツ占領下1942年に書き上げた本書は、父・主人・指導者・裁判官という四つの権威類型の分析を通じて、きわめて独創的で普遍的な政治理論/法哲学を構想しようとする。長らく未刊であった第一級の哲学的ドキュメント。〔哲学・思想〕))