2005-01-01から1年間の記事一覧

boopleに注文してた新しい太陽の書4部作が届く。初版、ハヤカワ文庫の背表紙がリニューアルした際に買ったもの、それと今回ので計3セット所持してることになる。われながら物好きだとは思うが…まあそれはそれとして最近boopleにちょっと惹かれている。割とそ…

[note]

『女王様と私』(歌野晶午)を読みつつ→ 一人称記述信用すべからず ←という小説を読むうえでのオレ的第一原則を考えたとたん、不意に『神様ゲーム』(麻耶雄嵩)が実はそー言う小説だったんじゃないかという直感に襲われる。なるほど神様ゲームとはそーいう…

デイヴィッド・マレル『苦悩のオレンジ、狂気のブルー』[柏艪舎][bk1/amazon]

まずトータルな印象を言えばクラシックでオーソドックスなホラー、TVシリーズのトワイライトゾーンを思い起こさせる日常に潜む怪異をじわり滲み出させるそのわざは手堅く、要所にチル・ポイントを配した職人的な作品がそろっている。執筆年代順に並べられた…

本やタウン近刊情報より

[単行本] [bk1/amazon]国書刊行会 『それゆけ、ジーヴス』 P・G・ウッドハウス/森村たまき訳 10/20 \2,310 [bk1/amazon]国書刊行会 『宇宙舟歌』 R・A・ラファティ/柳下毅一郎訳 10/25 \2,310 [bk1/amazon]星雲社 『Project SEVEN』 七瀬晶 10/上旬 \1,470 (…

みすず書房新刊情報より

[bk1/amazon]『『動物農場』ことば・政治・歌』 川端康雄 \1,365 09/09ぼやぼやしてたらもう発売されてしまったのであわててピックアップした次第です→〈理想の教室〉の9月配本分。佐々木幹郎『中原中也 悲しみからはじまる』 はまだISBNコードも付いてない…

河出書房新社もうすぐ出る本より

[bk1/amazon]河出書房新社 『コリン・ウィルソンのすべて(上) コリン・ウィルソン自伝』 コリン・ウィルソン/中村保男訳 \2,940 09/27 [bk1/amazon]河出書房新社 『コリン・ウィルソンのすべて(下) コリン・ウィルソン自伝』 コリン・ウィルソン/中村保…

本やタウン文庫近刊情報より

[bk1/amazon]岩波文庫 『アメリカ紀行(上)』 ディケンズ/伊藤弘之ほか \945 10/14 [bk1/amazon]岩波文庫 『繻子の靴(上)』 ポール・クローデル/渡辺守章 \987 10/14 [bk1/amazon]ファミ通文庫 『吉永さん家のガーゴイル(8)』 田口仙年堂 \609 10/29 […

ついでに別のとある2chスレッドではハヤカワ名作セレクション11月分がリークされております。 『酔いどれ探偵街を行く』 『ノヴァ』とのこと。*1 *1:追記:っていうか今月刊行分の『闇の展覧会』の帯の裏に載ってるんですね

2chのとあるスレッドにて早川書房創立60周年記念リバイバル・フェア参加作品がリークされてます。[文庫]→大宇宙の墓場、拷問者の影、調停者の鉤爪、警士の剣、独裁者の城塞、もしかして時代劇、アフリカの女王、風の丘を越えて、夜歩く、武器の道、魔術師…

河出書房新社もうすぐ出る本より

[bk1/amazon]河出文庫 『インストール』 綿矢りさ \389 10/06 [bk1/amazon]河出文庫 『リレキショ』 中村航 \578 10/06 [bk1/amazon]河出文庫 『東京ゲストハウス』 角田光代 \473 10/06 [bk1/amazon]河出文庫 『私の話』 鷺沢萠 \504 10/06 [bk1/amazon]河…

河出書房新社もうすぐ出る本より

[bk1/amazon]河出書房新社 『どんがらがん』 アヴラム・デイヴィッドスン/殊能将之編 \1,995 10/07 [bk1/amazon]河出文庫 『英霊の聲』 三島由紀夫 \684 10/06 (([]繁栄[]の底に隠された[]日本人[]の[]精神[]の[]腐[]敗を[]二・二六事件[]の[]青年[][]将校[]…

本やタウン近刊情報より

[bk1/amazon]アートン 『美女と野獣』 宇野亜喜良 09/上旬 \1,575 (([]宇野亜喜良[]が捧げる、[]ジャン・コクトー[]への[]オマージュ[]。誰かを本当に深く愛した者だけが知る、切ない愛の[]物語[]。)) [bk1/amazon]アートン 『ねむり姫』 澁澤龍彦文/野村直…

麻耶雄嵩『神様ゲーム』の悪趣味さは昔話のケレンに通じるんじゃないかな…と考えれば別にこれ子供に読ませたって問題なんてないんじゃないとか思ってしまう。だいたい子供の感性と度胸と好奇心と虚勢を甘く見すぎなんじゃないかと小一時間…とかいろいろ考え…

藤原編集室通信http://www1.speednet.ne.jp/~ed-fuji/today.html9月6日の記述によれば、早川書房にて再刊行される異色作家短篇集は “今回は、前回新版が出たときに割愛されてしまったF・ブラウン 『さあ、気ちがいになりなさい』 スタージョン 『一角獣・多…

東京創元社近刊案内より

[単行本] 『摩天楼の怪人』(創元クライム・クラブ) 島田荘司 『螺鈿の小箱』 篠田真由美 『一週間のしごと』(ミステリ・フロンティア) 永嶋恵美 『メジャーリーグ、メキシコへ行く』(海外文学セレクション) マーク・ワインガードナー/金原瑞人訳[文庫]…

筑摩書房近刊案内より

[bk1/amazon]ちくま文庫 『誘拐』 本田靖春 \840 10/07 [bk1/amazon]ちくま学芸文庫 『幻想の東洋 ―オリエンタリズムの系譜 上』 彌永信美 \1,260 10/07 [bk1/amazon]ちくま学芸文庫 『幻想の東洋 ―オリエンタリズムの系譜 下』 彌永信美 \1,260 10/07とりあ…

早川書房10月刊行予定より

[単行本] 『カリフォルニア・ガール』 T・ジェファーソン・パーカー/七搦理美子訳 『キス・キス 異色作家短篇集1』 ロアルド・ダール/開高健訳 『さあ、気ちがいになりなさい 異色作家短篇集7』 フレドリック・ブラウン/星新一訳 『庖丁人轟桃次郎』(ハ…

新潮社単行本新刊速報より

10月刊行予定単行本からピックアップ 『新リア王〈上・下〉』 高村薫 『東京少年』 小林信彦 『悲劇週間』 矢作俊彦 『天才監督 木下惠介』 長部日出雄 『ラスト・オーダー』 グレアム・スウィフト/真野泰訳 『ドン・キホーテ〈全4冊セット〉』 セルバンテ…

本やタウン近刊情報より

[単行本] [bk1/amazon]講談社 『愛でもない青春でもない旅立たない』 前田司郎 09/15 \1,260 [bk1/amazon]講談社 『灰色のダイエットコカコーラ』 佐藤友哉 09/10 \1,680 [bk1/amazon]講談社 『知の教科書 論理の哲学』 飯田隆編 09/10 \1,575 [bk1/amazon]…

桜坂洋『スラムオンライン』[ハヤカワ文庫JA/早川書房][bk1/amazon]

リアルを規定するのは“痛み”と“喜び”だと、個人的には思っている。たとえそれがモニタ越しでも、テクストの中にしか存在しないとしても、ただ伝聞としてしか自分の中にないとしても、それらが傷ついたときにつらさを覚え、涙をこぼしているときには手助けを…

新城カズマ『サマー/タイム/トラベラー』[ハヤカワ文庫JA/早川書房][bk1/amazon][bk1/amazon]

巻頭巻末に意味ありげに放り込まれた“マンハッタンのための<回顧的(レトロアクティヴ)なマニフェスト>の書”『錯乱のニューヨーク』を執筆した著者の名を想起させるフレージング、章末に丁寧にも掲示された地方都市の計画図、エピローグで告白される語り…

http://www.kokusho.co.jp/news/news_body.html最新ニュースより

第Ⅱ期<未来の文学>が発表されております。 『デス博士の島その他の物語』 ジーン・ウルフ/浅倉久志・伊藤典夫・柳下毅一郎訳 『ゴーレム100』 アルフレッド・ベスター/渡辺佐智江訳 『グラックの卵 アンソロジー<未来の文学>Ⅰ』 ボンド、カットナー、ス…

SFマガジン2005/10月号にてジーン・ウルフ『新しい太陽の書』4部作が重版されるとの告知あり。早川書房60周年記念で開催される全作品フェアの一環かしらん。とにかく… _,, ▼ ^∀▼ おめでとうございますありがとうございます! ヾ(_,,)なお編集後記で…

本やタウン近刊情報より

[単行本] [bk1/amazon]岩崎書店 『アーサー王とあった男』 マーク・トウェーン/亀山龍樹訳 09/下旬 \1,575 [bk1/amazon]岩崎書店 『タイムマシン』 H・G・ウェルズ/塩谷太郎訳 09/下旬 \1,575 [bk1/amazon]岩崎書店 『わすれられた惑星』 マレイ・ラインスタ…

河出書房新社もうすぐ出る本より

[単行本] [bk1/amazon]河出書房新社 『汝らその総ての悪を』 倉阪鬼一郎 \1,995 09/20 ((それは[]人間[]による[]人間[]の[]犯罪[]だった――ナナとシュン、二人は[]聖書[]に隠された[]秘密[]を求め<[]逃亡者[]>となった…。[]鬼才[]・[]倉阪鬼一郎[]が放つ「[…

e-honもうすぐ出る本の予約より

[単行本] [bk1/amazon]岩波書店 『ゾルゲ―破滅のフーガ』 モルガン・スポルテス/吉田恒雄訳 \2,835 09/29 (( []一九三八年[]、[]寅年[]、[]昭和[]の暗い谷間・・・過酷な[]諜報[]活動と[]粛清[]への[]恐怖[]にさいなまれながら[]東京[]を駆け巡る「出口なし…

ハヤカワ文庫今月刊行の『闇の展覧会-敵』の帯のウラを見るとそこにはジョージ・R・R・マーティン『サンドキングズ』が名作コレクションで10月予定との事。 _,, ▼ ゜∀▼ !! ヾ(_,,)

web小説「オーダーメイト」

これは凄いね。飛び道具もここまで来れば立派な芸で…っていうかそんな戯言を許さないテンションはもはや紙一重で、壮大(笑)ですらある。

白水社創立90周年記念特集

…にゼーバルト・コレクション全6巻の情報が有ります。『移民たち 四つの長い物語』『目眩まし』『土星の環』『空襲と文学』『カンポ・サント』『アウステルリッツ(改訳)』とのこと。モンテーニュ『エセー』の宮下志朗による個人訳も素敵な企画。

角川書店9月刊行予定[単行本][文庫]より

[単行本] [bk1/amazon]角川書店 『記憶の食卓』 牧野修 \1,575 09/予定 [文庫] [bk1/amazon]角川ホラー文庫 『血と薔薇の誘う夜に――吸血鬼ホラー傑作選』 東雅夫編 \630 09/10 ((古くは淫[]夢魔[]と呼ばれた[]ヴァンパイヤ[]。血を吸うことで仲間を増やす[]…