早川書房10月刊行予定より
どこまで復刊してくれますかね…の異色作家短篇集。期待はもちろんナンバー・サーティーン『一角獣・多角獣』、っていうかブラウンも最近はすっかりレッドデータ・ブックですね。『天使と宇宙船』が入手可能なのはまだ救いがあるというか、ロバート・シェクリィにいたっては文庫絶滅だし、『人間の手がまだ触れない』ぐらいはなんとかしてほしい。草上仁がバリバリ文庫JAで出たころは「ぼくたちにはもうブラウンもシェクリィもいらない、史上最高級のSF短編作家草上仁がいるじゃないか」…とかつぶやいてたらその草上仁の珠玉の短編集までがレッドデータ化。もうなんとかしてください、できればジュヴナイルSFの雄編『天空を求める者』やガジェット盛りだくさんのノンストップSF『愛のふりかけ』等の長編もどうにかしてください。…閑話休題、ほかにはT・J・パーカー、A・レナルズ、桜庭一樹、G・R・R・マーティン等注目は多いのですが、オレ的には11歳双子探偵とトロントのシリアルキラー・ヴァンパイアも手にしたいところです。
[単行本]
『カリフォルニア・ガール』 T・ジェファーソン・パーカー/七搦理美子訳
『キス・キス 異色作家短篇集1』 ロアルド・ダール/開高健訳
『さあ、気ちがいになりなさい 異色作家短篇集7』 フレドリック・ブラウン/星新一訳
『庖丁人轟桃次郎』(ハヤカワ・ミステリワールド) 鯨統一郎
『死のカーブの謎』 ローラ・E・ウィリアムズ/石田理恵訳 ((〈[]双子[][]探偵[]ジーク&ジェン1〉古い[]灯台[]を改築した[]B&B[]に暮らす11歳の[]双子[]の[]兄妹[]、ジークとジェン。反目しあう泊まり客の間で不可解な事件が発生し、抜群の[]コンビネーション[]を[]武器[]に謎に挑む!))
『ストリンガーの沈黙』(ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) 林譲治[HPB]
『耳を傾けよ!』 エド・マクベイン/山本博訳
『5枚のカード』〈ポケミス名画座〉 レイ・ゴールデン/横山啓明訳[文庫]
『啓示空間』 アレステア・レナルズ/中原尚哉訳
『ハイブリッド−新種−』 ロバート・J・ソウヤー/内田昌之訳
『ブルースカイ』 桜庭一樹 ((この青空の下、私たちは生き、そして死んだ。少女という概念をめぐる3つの箱庭の物語。))
『運命の姉妹 女魔術師ポルガラ1』 デイヴィッド&リー・エディングス/宇佐川晶子訳
『ブラッド・プライス−血の召喚−』 タニア・ハフ/和爾桃子訳 (([]トロント[]の街で[]吸血鬼[]によるとみられる[]連続[][]殺人[]が発生!? もと敏腕[]刑事[]の[]女探[]偵の活躍))
『クルクルくりん2』 とり・みき
『サンドキングズ ジョージ・R・R・マーティン/安田均、風見潤訳
『闇の展覧会─霧 カービー・マッコーリー編/広瀬順弘・真野明裕・矢野浩三郎訳
『ブライトン・ロック』 グレアム・グリーン/丸谷才一訳