本やタウン:書籍近刊情報より


[単行本]
岩波書店 『おしりに口づけを』 エペリ・ハウオファ/村上清敏ほか訳 8/30 \2,415 
岩波書店 『思想空間としての現代中国』 汪暉/村田雄二郎ほか訳 8/30 \3,780 
岩波書店 『丸山眞男回顧談(上)』 植手通有編 8/29 \2,625 
岩波書店 『国家論のクリティーク』 イェンス・バーテルソン/小田川大典ほか訳 8/30 \4,095  

和泉書院 『小林秀雄 美的モデルネの行方』 野村幸一郎 9/上旬 \3,675 

角川書店 『てのひらの中の宇宙』 川端裕人 8/31 \1,470 
角川書店 『フロイトの函』 デヴィッド・マドセン/池田真紀子訳 8/30 \1,628 

河出書房新社 『元禄妖犬伝 秘説忠臣蔵』 獏不次男 8/10 \1,680 
河出書房新社 『美酒と革嚢 第一書房長谷川巳之吉』 長谷川郁夫 8/21 \5,775 
河出書房新社 『憑かれた鏡 エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談』 エドワード・ゴーリー編/チャールズ・ディケンズ 8/21 \1,995 
河出書房新社 『埴谷雄高 』 8/17 \1,575 
河出書房新社 『イナゴの大移動』 デイヴィッド・ガーネット/池央耿訳 8/10 \1,890 
河出書房新社 『エレクトロ・ショック』 ロラン・ガルニエ/野田努ほか訳 8/17 \3,045 ((ハウス爆発の現場に立ち会い、自らDJとなってシーンを創り出したガルニエ自らがその青春の軌跡とあわせてクラブミュージックを描く。))
河出書房新社 『ゼロ次元 加藤好弘と60年代』 平田実 8/21 \2,520 ((60年代後半〜70年、猛毒マスクと全裸で登場するなどのパフォーマンスで伝説となった反・芸術集団ゼロ次元の軌跡を辿る記念碑的1冊。))
河出書房新社 『少年少女通販広告博覧会』 串間努 8/17 \1,680 ((昭和の少年少女向け雑誌に掲載された通販広告。頭のよくなるヘアバンド、睡眠学習器など、数々の爆笑商品の全貌を明らかにする。))
河出書房新社 『悪霊館 サイモン・マースデン写真集』 サイモン・マースデン撮影 8/25 \3,990 

講談社 『三年坂 火の夢』 早瀬乱 8/10 \1,680 
講談社 『東京ダモイ』 鏑木蓮 8/9 \1,680 

:光文社 『アメリカ第二次南北戦争』 佐藤賢一 8/21 \1,890 ((一癖も二癖もある登場人物たちが描き出すアメリカ、世界そして日本の姿。その鋭い批判眼と歴史観を以て構築する初の近未来小説。))
:光文社 『のっぺらぼう』 東郷隆 8/21 \1,890 ((岡っ引きや目明しが近代警察へと変貌してゆく時代を、豊富な歴史の知識をもとに骨太に描く。とげ抜き万吉捕物帖、第2弾。))
:光文社 『恋戦恋勝』 梓澤要 8/21 \1,890 ((男を買う女、1人で子を育てる女、愛人であることを受け入れる女。密やかに、けれど伸びやかに恋をする江戸の女たちの独白。))
:光文社 『テレポーテーション……夢機械の物理学』 デヴィッド・ダーリング/林大訳 8/23 \1,890 

小学館 『キリハラキリコ』 高野キリフキ 8/21 \1,470 ((キリハラキリコという女の子をめぐる不思議で不条理でおかしさに彩られた世界。クールなユーモアで綴られるキリコの1年は読者をひきこむ。))
小学館 『ふしぎの国の安兵衛』 荒木源 8/30 \1,365 ((タイムスリップしてしまったお侍が母子家庭の家に居候するうち家事に目覚め、「いま、働く女性たちの理想の男はお侍だった」というモテ男像を提示。))
小学館 『空白の叫び(上)』 貫井徳郎 8/24 \1,785 
小学館 『空白の叫び(下)』 貫井徳郎 8/24 \1,785 
小学館 『ザ・プライスコレクション』 辻惟雄監修 8/10 \73,500 

春風社 『リリパット・プロジェクト』 真純潤 8/上旬 \1,890 ((2018年、養護教諭・大成は子どもの身長低下に気づいた。戦後をひきずる者たちが仕掛けた恐るべき陰謀とは。奇想の犯罪小説。))

新人物往来社 『江戸刑事人名事典』 釣洋一 8/下旬 \13,650 
新人物往来社 『苗字と地名の由来事典』 丹羽基二 8/中旬 \3,990 

誠文堂新光社 『精魂の譜「棋士 加藤正夫と同時代の人々」』 有水泰道 8/中旬 \2,100 

創元社 『ターナー 色と光の錬金術』 オリヴィエ・メスレー/藤田治彦監修 8/上旬 \1,575 

中央公論新社 『ピース』 樋口有介 8/25 \1,785 
中央公論新社 『星降る楽園でおやすみ』 青井夏海 8/25 \1,575 ((無認可保育室「アイリス」に2人組の男が籠城し、5人の子どもが人質になった。身代金はひとり500万円という微妙な金額で。))
中央公論新社 『Ex-formation RESORT』 原研哉ゼミ 8/25 \3,600 ((演出された非日常だけがリゾートなのか。既存の概念を覆す、原研哉ゼミの思考実験=Ex-formation第2弾。))
中央公論新社 『「歌」の精神史』 山折哲雄 8/10 \1,575 

:哲学書房 『これはパイプではない』 ミシェル・フーコー/豊崎光一ほか訳 8/中旬 \2,520 

東京創元社 『月曜日は赤』 ニコラ・モーガン/原田 勝訳 8/23 \1,680 ((月曜日は赤、悲しみには虚ろな青い匂い。共感覚という特殊感覚をもつ少年の不思議な初恋。豊かなイメージに彩られた、少年の成長譚。))
東京創元社 『樹霊』 鳥飼否宇 8/29 \1,575 
東京創元社 『八月の熱い雨 便利屋<ダブルフォロー>奮闘記』 山之内正文 8/29 \1,785 

東京堂出版 『草双紙事典』 叢の会編 7/下旬 \6,825 

徳間書店 『ひとつ灯せ 大江戸怪奇譚』 宇江佐真理 8/29 \1,680 
徳間書店 『プロジェクト・ルシファー』 並木伸一郎 8/30 \1,575 ((支配エリートはすでに地球を見限り、自分たちだけの惑星への移住を画策していた。惑星規模の巨大陰謀に焦点を当てた超知ミステリー。))

早川書房 『7ワンダーズ(上)』 マシュー・ライリー/飯干京子訳 8/下旬 \1,680 
早川書房 『7ワンダーズ(下)』 マシュー・ライリー/飯干京子訳 8/下旬 \1,680 
早川書房 『さよならを告げた夜』 マイクル・コリータ/越前敏弥訳 8/上旬 \2,100 
早川書房 『ダークネス』 倉阪鬼一郎 8/下旬 \1,890 
早川書房 『天涯の砦』 小川一水 8/下旬 \1,575 

文藝春秋 『エデン』 五條瑛 8/上旬 \2,310 ((政治・思想犯専用の特別収容所「K七号施設」に入れられた亞宮柾人。囚人たちの知力と暴力とが交錯する、待望の近未来ミステリー。))
文藝春秋 『行方不明者』 折原一 8/上旬 \1,575 
文藝春秋 『少し変わった子あります』 森博嗣 8/下旬 \1,365 
文藝春秋 『人民に奉仕する』 閻連科/谷川毅訳 8/上旬 \1,785 ((文化大革命時代を舞台に、偶像毛沢東を踏みにじった大胆不敵な性描写で、刊行直後に発禁処分となった問題小説、緊急翻訳出版。))
文藝春秋 『数学的にありえない(上)』 アダム・ファウアー/矢口誠訳 8/下旬 \2,100 
文藝春秋 『数学的にありえない(下)』 アダム・ファウアー/矢口誠訳 8/下旬 \2,100 ((起こり得る未来を予見できるようになった男を追う強大な組織。この「能力」を駆使して反撃に出る。))
文藝春秋 『伯林蝋人形館』 皆川博子 8/下旬 \1,890 

毎日新聞社 『始皇帝』 塚本青史 8/下旬 \1,995 

[新書]
角川書店 『刺さる言葉 目からウロコの人生論』 日垣隆 8/10 \720 

講談社 『他人を許せないサル』 正高信男 8/18 \861 
講談社 『アインシュタイン・ゲーム』 佐飛通俊 8/7 \903 
講談社 『好き好き大好き超愛してる。』 舞城王太郎 8/7 \945 
講談社 『八木剛士史上最大の事件』 浦賀和宏 8/7 \998 
講談社 『だまされない〈議論力〉』 吉岡友治 8/18 \756 
講談社 『芸術とスキャンダルの間 戦後美術事件史』 大島一洋 8/18 \756 

:光文社 『顔のない敵』 石持浅海 8/21 \840 
:光文社 『風果つる館の殺人』 加賀美雅之 8/21 \840 
:光文社 『日本とフランス 二つの民主主義』 薬師院仁志 8/12 \735 

:新潮社 『ハリウッドで勝て!』 一瀬隆重 8/20 \714 
:新潮社 『江戸っ子と助六』 赤坂治績 8/20 \714 
:新潮社 『海賊の掟』 山田吉彦 8/20 \714 

筑摩書房 『これも経済学だ!』 中島隆信 8/7 \756 ((各種の伝統文化、宗教活動、さらには障害者などの「弱者」について「うまいしくみ」を作るには、「経済学」を使うのが一番。))
筑摩書房 『おんなの浮気』 堀江珠喜 8/7 \735 
筑摩書房 『思想としての全共闘世代』 小阪修平 8/7 \735 

中央公論新社 『現代アメリカのキーワード』 矢口祐人/吉原真里 8/25 \1,050 

徳間書店 『忌品』 太田忠司 8/29 \860 
徳間書店 『黄金の魔女が棲む森』 麻木未穂 8/29 \860 
徳間書店 『学園百物語』 菅生誠司 8/29 \900 

早川書房 『赤髯王の呪い』 ポール・アルテ/平岡敦訳 8/下旬 \1,155 

文藝春秋 『上海狂想曲』 高崎隆治 8/21 \788 ((スパイと欲望の都「国際都市シャンハイ」。昭和12年夏、日中戦争開始直前の緊迫を歴史から発掘。その時、日本人にとって中国とは。))

エドワード・ゴーリー選および挿絵による古典名作集がすでにあちこちで話題をさらっておりますが、いや今回はなんと言ってもコレ→“ケツが痛えんだ、どうにかしてくれ。”わははキャッチコピーの勝利ですな、の『おしりに口づけを』。おつぎは『鏡の影』や『コペルニクス博士』のような錬金術師ものをちょいと尾篭な向きへとハンドルを切ってしまった怪作『グノーシスの薔薇』のデヴィッド・マドセンが再来、今度はフロイトだ! ほかにも『数学的にありえない』『ゼロ次元』『アメリカ第二次南北戦争』『月曜日は赤』樋口有介皆川博子浦賀和宏と注目目白押し。そしてもひとつニュース…本棚の中の骸骨:業務日誌によればアンナ・カヴァン『氷』がバジリコから今年後半にとのこと。あ、それと『旗本花咲男』が届いた。今月は『イリアム』よりも『カズムシティ』よりもこれが楽しみだったのだ本当だ。