本やタウン:書籍近刊情報より


[単行本]
イースト・プレス 『5万年前』 ニコラス・ウェイド 9/上 \1,785 ((「われわれ人類のルーツ」に遺伝学的アプローチで光を当て、そこから得られる極めて多彩な人間の真実を語る。))

角川書店 『脳内恋愛のすすめ』 本田透 9/25 \1,575 

河出書房新社 『ダイアルAを回せ』 ジャック・リッチー/駒月雅子訳 9/10 \2,100 ((吸血鬼探偵カーデュラや迷刑事ターンバックルも登場。短篇ミステリの名手リッチー、好評『10ドルだって大金だ』に続く第2集))
河出書房新社 『アメリカにいる、きみ』 C・N・アディーチェ/くぼたのぞみ訳 9/20 \1,680 ((O・ヘンリー賞受賞作を含む短編集。少女が体験するアメリカンライフを繊細に描いた表題作ほか、切なく心に染みる傑作。))
河出書房新社 『ブレヒト作業日誌(上)』 ベルトルト・ブレヒト/秋葉裕一ほか訳 9/20 \6,825 
河出書房新社 『ブレヒト作業日誌(下)』 ベルトルト・ブレヒト/秋葉裕一ほか訳 9/20 \6,825 
河出書房新社 『カタンドール・ファンタズム』 天野可淡/吉田良 9/10 \2,940 

:近代文芸社 『20世紀文学と時間』 岡本正明 9/20 \1,890 ((20世紀文学とは何だったのか。プルーストジョイスカフカ、フォークナーなど、現代世界文学を縦横無尽に論じる博覧強記の書。))
:近代文芸社 『蒼い秘めごと』 トマス・ハーディ/朝川真紀訳 9/20 \2,940 ((ヒロインを翻弄する、崖の上で生まれた2つの恋。英文学史上屈指の大作家トマス・ハーディの、ロマンティックな初期異色作。))

京都大学学術出版会 『ギリシア教訓叙事詩集』 アラトスほか/伊藤照夫訳 10/15 \4,515 ((古典を駆使しつつ多彩な内容を韻文で歌う教訓叙事詩。アラトス『星辰譜』、オッピアノス『漁夫訓』などの作品を収録する。本邦初訳。))

幻戯書房 『出版と社会』 小尾俊人 9/7 \9,975 ((関東大震災で本が消滅した時、創造力あふれる出版人たちが登場、出版戦国時代が始まった。みすず書房創業者が綴る激動の昭和出版史。))

講談社 『宗像教授の伝奇考縄文の磐音』 奥谷俊介/星野之宣原作 9/3 \1,300 

実業之日本社 『この指とまれ GONBEN』 小川勝己 9/中 \1,890 
実業之日本社 『第四の闇』 香納諒一 9/中 \1,890 
実業之日本社 『任侠学園』 今野敏 9/中 \1,785 

:新潮社 『奇想遺産 世界のふしぎ建築物語』 鈴木博之/藤森照信ほか 9/25 \2,940 ((その異様に圧倒されるへんてこな建物たち。建築が背負った数奇な運命を「感じて」味わう旅へ。「朝日新聞」好評連載。))
:新潮社 『神の棄てた裸体 イスラームの夜を歩く』 石井光太 9/18 \1,575 ((28歳。旅をした。戒律から外れた性がそこにはあった。ベールに包まれたイスラームの性に踏み込む、体験的ノンフィクション。こんな作品を待っていた。))
:新潮社 『南方熊楠 菌類図譜』 萩原博光解説/ワタリウム美術館編集 9/27 \3,990 ((細密に描写して彩色、英文で記録し、時には現物を貼り付けたキノコ図譜。執念のライフワークから厳選した120点。))

筑摩書房 『森茉莉かぶれ』 早川茉莉 9/25 \未定 ((森茉莉の足跡をたどり、息遣いを肌で感じ、昂じた気持ちが1週間に1通の手紙になった。森茉莉的世界を髣髴する48通の濃密な空間。))

NHK出版 『アレクサンドルII世暗殺(上)  ロシア・テロリズムの胎動』 エドワード・ラジンスキー/望月哲男訳 9/29 \2,415 
NHK出版 『アレクサンドルII世暗殺(下)  ロシア・テロリズムの胎動』 エドワード・ラジンスキー/望月哲男訳 9/29 \2,415 

早川書房 『哀れなる者たち』 アラスター・グレイ/高橋和久訳 9/下 \2,100 

双葉社 『白の協奏曲』 山田正紀 9/18 \1,575 

文藝春秋 『下流少年サクタロウ』 戸梶圭太 9/中 \1,470 
文藝春秋 『夏光』 乾ルカ 9/中 \1,680 
文藝春秋 『日本橋バビロン』 小林信彦 9/中 \1,470 

:ブッキング 『天の華・地の風(4)  完全版 私説三国志』 江森備 9/下 \1,470 

平凡社 『日本幻想文学史』 須永朝彦 9/10 \1,470 
平凡社 『韋駄天夫人』 白洲正子 9/10 \1,050 

法政大学出版局 『オリエンタリズムジェンダー 「蝶々夫人」の系譜』 小川さくえ 9/25 \2,310 ((ロティ『お菊さん』からプッチーニ蝶々夫人』、ウォン『M・バタフライ』まで、六つの作品を通してジェンダーの本質と構造に迫る。))
法政大学出版局 『虚構と想像力 文学の人間学』 ヴォルフガング・イーザー/日中鎮朗訳 8/31 \6,615 ((今日のメディア世界で文学に残されたものは。文学の虚構性が想像上のものを活性化し文学作品を可能にするメカニズムを解明。))
法政大学出版局 『『存在と時間』講義 統合的解釈の試み』 ジャン・グレーシュ/杉村靖彦訳 9/18 \12,600 
法政大学出版局 『崇高の哲学 情感豊かな理性の構築に向けて』 牧野英二 9/7 \2,730 

[新書]
岩波書店 『日本語の源流を求めて』 大野晋 9/20 \861 

角川書店 『死体は語れない 監察医が見た猟奇事件簿』 上野正彦 9/10 \720 

講談社 『〈移情閣〉ゲーム』 多島斗志之 9/6 \882 
講談社 『火の接吻』 戸川昌子 9/6 \882 
講談社 『新顎十郎捕物帳』 都筑道夫 9/6 \924 
講談社 『ゴースト』 山田正紀 9/6 \1,019 
講談社 『堕ちた天使と金色の悪魔』 浦賀和宏 9/6 \998 

:光文社 『虎落笛鳴りやまず 帝都探偵物語』 赤城毅 9/20 \840 
:光文社 『心臓と左手』 石持浅海 9/20 \840 
:光文社 『「カラマーゾフの兄弟」続編を空想する』 亀山郁夫 9/14 \735 

集英社 『官能小説の奥義』 永田守弘 9/14 \720 ((1万冊を超す作品を読み込んだ斯界の書評家が、読者の劣情を刺激するためにひたすら磨かれた官能表現を、精緻に解説する。))
集英社 『愉悦の蒐集 ヴンダーカンマーの謎』 小宮正安 9/14 \1,050 

筑摩書房 『お節介なアメリカ』 ノーム・チョムスキー/松野まい訳 9/5 \945 
筑摩書房 『サムライとヤクザ 「男」の来た道』 氏家幹人 9/5 \819 

中央公論新社 『新訳 女王の矢 ヴァルデマールの使者』 マーセデス・ラッキー/澤田澄江訳 9/25 \1,155 
中央公論新社 『秘密結社 世界を動かす「闇の権力」』 桐生操 9/10 \819 

徳間書店 『大正野球娘。 〜土と埃にまみれます。〜』 神楽坂淳 9/20 \860 

早川書房 『東方の黄金』 ロバート・ファン・ヒューリック/和邇桃子訳 9/中 \1,155 

文藝春秋 『ミュージカル洋画 ぼくの500本』 双葉十三郎 9/21 \998 
文藝春秋 『人間を守る読書』 四方田犬彦 9/21 \935 

平凡社 『秘密結社の日本史』 海野弘 9/10 \819 

亀山郁夫と永田守弘の新書は買っちゃうな。ジャック・リッチーはもちろんマスト。