本やタウン:書籍近刊情報より


[単行本]
潮出版社 『グレーター・グッド』 エイミー・ショア・フェリス 9/20 \1,680 ((12歳の少女アディー・グッデを主人公に、「思春期の入り口に立つ1人の少女の心の成長」を綴った小説の翻訳・単行本化。))

河出書房新社 『ネコのダイエット』 村松友視 9/15 \1,680 
河出書房新社 『精進ケ池へ』 井出彰 9/11 \1,260 ((廃船に孤り住む120歳の老人と20歳の家出少女の100年隔てた愛と諦観を描く「姥ヶ懐」。自閉してゆく村の怪奇を綴る「精進ヶ池へ」。))
河出書房新社 『浮世でランチ』 山崎ナオコーラ 9/11 \1,260 
河出書房新社 『僕たちは池を食べた』 春日武彦 9/15 \1,680 ((キッチュステレオタイプなどの研究で知られる気鋭の精神科医の初めての小説集。著者の個性が全編に流れる、ちょっと奇妙な心の世界。))
河出書房新社 『ある陪審員の四日間』 D・グレアム・バーネット/高田朔訳 9/15 \1,680 ((一般市民が複雑な法の世界と向き合い、想像を絶する心の葛藤や感情的対立の中で評決に達するまでをリアルに描く。))
河出書房新社 『マイ・アルファベット・プラス』 トレヴァー・ブラウン 9/8 \3,150 
河出書房新社 『武満徹』 9/20 \1,575 

講談社 『ウロボロスの純正音律』 竹本健治 9/15 \2,940 
講談社 『水曜日のうそ』 C・グルニエ/河野万里子訳 9/25 \1,575 ((毎週水曜日に訪ねてくる老いた祖父に内緒で引っ越しを決めた孫娘一家は、水曜日だけ以前の家に戻ることに。))
講談社 『辺界の輝き』 五木寛之/沖浦和光 9/15 \840 ((サンカ、遊行者、香具師など漂泊に生きた人びとの心をさぐり、日本文化の虚像と実像を凝視する。五木寛之と賤民文化研究の第一人者による対談集。))
講談社 『霧のむこうのふしぎな町』 柏葉幸子/杉田比呂美画 9/20 \1,365 ((ファンタジー文学の傑作が、新装版として刊行。初版から30年以上経てもなおみずみずしく輝くふしぎな町へリナが誘う。))

集英社 『女流 林芙美子有吉佐和子』 関川夏央 9/26 \1,890 
集英社 『わたしが見たポル・ポト』 馬渕直城 9/5 \2,100 

小学館 『『谷川俊太郎が聞く、武満徹の素顔』 谷川俊太郎対談集』 谷川俊太郎 9/25 \2,520 
小学館 『福沢諭吉は謎だらけ。心訓小説』 清水義範 9/15 \1,680 
小学館 『ヒトラーの女スパイ』 マルタ・シャート/上田浩二監修 9/27 \2,205 
小学館 『伊藤若冲 鳥獣花木図屏風』 山下裕二 9/27 \3,360 

新書館 『双数について』 フンボルト/村岡晋一訳 9/上旬 \2,730 ((単数でもなく複数でもない「双数」の秘密とは何か。現代思想に多大な影響を与えた哲学者フンボルトの対話的言語論を1冊に集約。))

:新潮社 『コルセット』 姫野カオルコ 9/22 \1,365 
:新潮社 『ハルキ・ムラカミと言葉の音楽』 ジェイ・ルービン/畔柳和代訳 9/29 \3,150 
:新潮社 『レインツリーの国』 有川浩 9/29 \1,260 
:新潮社 『芥子の花 金春屋ゴメス』 西條奈加 9/22 \1,365 
:新潮社 『銀天公社の偽月』 椎名誠 9/29 \1,365 ((脂まじりの雨が降る街を巨大な人工月が照らし出す。ここではないどこかで、この世界にしかない言葉で綴られた不思議な物語。「100年後の純文学」。))
:新潮社 『累犯障害者 獄の中の不条理』 山本譲司 9/15 \1,470 

誠信書房 『カール・ロジャーズ 静かなる革命』 C・R・ロジャーズ/D・E・ラッセル 9/上旬 \5,040 

筑摩書房 『荷風さんの戦後』 半藤一利 9/上旬 \1,785 
筑摩書房 『昭和出版残侠伝』 嵐山光三郎 9/上旬 \1,575 

中央公論新社 『痴愚神礼讃』 エラスムス/渡辺一夫ほか訳 9/10 \1,470 

徳間書店 『シュガー・ザ・キッドの兄弟』 北林優 9/20 \1,680 ((沖縄の酒場を舞台に老人とちょっとワルな少女のハードボイルド・ストーリー。少女はある米国人海兵隊の殺人事件に巻き込まれる。))
徳間書店 『求愛』 柴田よしき 9/20 \1,680 
徳間書店 『秘密結社と闇権力 超支配の呪縛』 ベンジャミン・フルフォード/喜納昌吉 9/22 \1,680 

:NHK出版 『デリダ なぜ「脱―構築」は正義なのか』 斎藤慶典 9/28 \1,050 
:NHK出版 『日本という方法 おもかげ・うつろいの文化』 松岡正剛 9/30 \966 

早川書房 『わたしのなかのあなた』 ジョディ・ピコー/川副智子訳 9/下旬 \1,890 
早川書房 『レベル3』 ジャック・フィニイ/福島正実編 9/上旬 \2,100 
早川書房 『虹をつかむ男』 ジェイムズ・サーバー/鳴海四郎訳 9/上旬 \2,100 
早川書房 『デカルトの暗号手稿』 アミール・D・アクゼル/水谷淳訳 9/下旬 \2,100 

:PHP研究所 『武蔵と天風 こころの潜在力』 岩見利男/合田周平 9/11 \1,365 
:PHP研究所 『わかる!現代思想・入門』 仲正昌樹編 9/21 \1,470 

文藝春秋 『12番目のカード』 J・ディーヴァー/池田真紀子訳 9/下旬 \2,200 
文藝春秋 『海洞 アフンルパロの物語』 三浦清宏 9/中旬 \3,000 
文藝春秋 『女甲冑録』 東郷隆 9/下旬 \1,785 
文藝春秋 『天才たちの値段』 門井慶喜 9/中旬 \1,700 ((美術品の真贋を舌で見わける天才美術探偵・神永美有が西洋名画から正倉院御物までさまざまな美術品にまつわる謎を快刀乱麻解き明かす。))
文藝春秋 『文学全集を立ちあげる』 丸谷才一/三浦雅士 9/下旬 \1,575 ((「いま読んで面白い作品を」。新しい文学観で従来とはまったく違う刺激的文学全集(世界・日本篇)を編みなおす壮大な試み。))

平凡社 『短編小説のアメリカ52講』 青山南 9/11 \1,365 
平凡社 『短編小説集(1) 朴泰遠「小説家仇甫氏の一日」ほか』 朴泰遠ほか 9/25 \3,360 ((朝鮮のモダニズム文学の旗手である朴泰遠の表題作をはじめ、1910年代から1940年代の珠玉の短編を集めて収録。))
平凡社 『幻のキネマ満映』 山口猛 9/11 \1,680 
平凡社 『兼好法師の虚像』 川平敏文 9/21 \2,940 
平凡社 『日本橋檜物町』 小村雪岱 9/11 \1,365 ((装丁史上の名作、鏡花『日本橋』をはじめ、挿絵・装丁から舞台美術まで幅広く活躍した雪岱。その非凡な文才が窺える唯一の文集。))
平凡社 『和辻哲郎の面目』 吉沢伝三郎 9/11 \1,680 
平凡社 『和魂洋才の系譜(上)』 平川祐弘 9/11 \1,680 

みすず書房 『懐手して宇宙見物』 寺田寅彦/池内了編 9/上旬 \2,730 
みすず書房 『小山清 小さな町』 小山清 10/上旬 \2,730 

:リフレ出版 『アドルノの非同一生への憧憬』 浜谷直隆 9/下旬 \1,575 

[新書]
集英社 『フェルメール全点踏破の旅』 朽木ゆり子 9/15 \1,050 

早川書房 『美しき罠』 ビル・S・バリンジャー/尾之上浩司訳 9/下旬 \1,050 

:PHP研究所 『上品な女、下品な女』 坂東眞理子 9/15 \735 

平凡社 『昭和大相撲騒動記』 大山眞人 9/11 \777

おお、面白そうなエセーいっぱいあるやん『文学全集を立ちあげる』もよさそうちゃうん?・・・とかピックアップしたらこんな量に。とはいえ小説でも『精進ケ池へ』『僕たちは池を食べた』とか椎名誠『銀天公社の偽月』とかいかにも釣られてしまいそうなタイトルでして。(20070830追記elieliさんからありがたいご指摘をいただきましたのでさっそく追加しました。ついでにもひとつ見逃してた『秘密結社と闇権力』も。)