2003-11-01から1ヶ月間の記事一覧

キャサリン・ネヴィル『マジック・サークル』[bk1]のんびり読書中、現在上巻250頁くらい。ヒトラーが出てきちゃったよ うひー、面白くなってまいりました。

http://picnic.to/~mhk/diary/diary0311a.htm#03/11/10 『カレーの歌』はマジで読んでみたいので誰か書いてください。プリーズ!

俺はレッド・ダイアモンド

もしかしたらすべてはチャカの妄想かもしれないのだ。『東京サッカーパンチ』の東京は本当はきわめて真っ当な街で"紫の地引網"も"山鎌組"も"剣会"も探偵井原の事務所の"XXX"も、客観的にみれば(日本人にとっては)ごく普通であって、そこで交わされた会話もま…

『東京サッカーパンチ』[bk1]

・・・ビリー・チャカはルポライター。筋金入りの芸者マニアで、ちょいと筆をとれば実刑確定となった知人の弟のためエクセレントな嘆願書で起訴の取り下げさせ、その知人の夫婦仲があやしげならば感動的でリリカルな一篇の詩で内面の静けさを信仰心に近い情…

『東京サッカーパンチ』[bk1]で電車に遅れるところでした。

舞城王太郎/キャシー・アッカー

・・・ポルノグラフィックな言説とアクロバティックなまでの<剽窃>、そしてカットアップと断片化された語りを得意とする。とりわけ、アッカーの<剽窃>=インターテクステュアリティは有名。(中略)また、アッカーはグラフィックなセックスと暴力描写で…

うーん某所で冗談で書いたつもりが考えてるうちにだんだんそうかもしれないと思うようになった 清涼院流水=ポストモダンフィクション ピンチョンとかデイヴィッド・フォスター・ウォーレスとかロバート・クーヴァーとかトム・ロビンスとかが書くような・・…

再読したサンドラールはまるでホドロフスキーの映画*1。これをはじめて読んだのは富士見ロマン文庫とか(ちょいとブンガク的な)ポルノを漁っていたころ、溢れるリビドーのハイティーンでした・・・だまされました、だってエロくないもの。"70歳の坂を越えてな…

ちなみに、ぼくが舞城王太郎に対して引いてる補助線はキャシー・アッカーです。

とかいっても付け足すことはあまりないな。ようするに異世界のワンダフルなプレゼンテーションでスパッと終わっちゃうバーカーの短編が好きだってこと、長編の場合、その異世界に落とし前をつけるために延々(面白い)ストーリーを繋げてるだけのようで、だか…

『冷たい心の谷』[bk1]

読了後ふと思う・・・クライヴ・バーカーってもう短編書かないんですかね。 っていうかこれ、あらすじだけ取ってきたら日本昔話集に入っててもおかしくない。民話とか伝承とか遠野物語とか聊斎志異とか、そういったものはぼくのファンタシィ原体験にずいぶん…

ファンタシィについて・・・ガジェットに託された暗喩とか象徴性とかいろいろ考えてるうちに正直よく分からなくなってきまし・・・ http://www3.vc-net.ne.jp/~longfish/Text/031102suzumiya.html (ポン)多少すっきりしました。物語の内部においてガジェット…

http://www.angel.ne.jp/~hidden/diary/img/20031025_chat.html http://www3.realint.com/cgi-bin/tbbs.cgi?cc2 SFとかファンタシィが何であるかって聞かれたら「それっぽいガジェットが出てくるお話だよ」って答えると思う、すくなくとも人にはそう答える…