本やタウン:書籍近刊情報より


岩波書店 『占領期文学の多面性』 山本武利、川崎賢子ほか編 8/27 \6,090 ((占領期に花開いたさまざまな文学ジャンルと、翻訳文学の諸相を見据えて、占領期研究の新境地を拓く))
岩波書店 『映画史を読み直す』  黒沢清吉見俊哉四方田犬彦李鳳宇編 8/27 \2,940 ((日本映画は生きている 第2巻――映画到来以前の幻燈見世物から新国劇まで、演劇的伝統が腐葉土となって日本映画が誕生するまでの軌跡を辿る))

講談社 『QED 鏡家の薬屋探偵 メフィスト賞トリビュート』 メフィスト編集部編 8/4 \924 ((「QED」を西澤保彦氏と椹野道流氏に。「薬屋探偵」を令丈ヒロ子氏と時村尚氏に。「鏡家サーガ」を竹本健治氏に。豪華執筆陣がメフィスト賞人気作を描く))
講談社 『破滅の箱 トクソウ事件ファイル(1)』 牧野修 8/4 \945 ((その箱の中を覗いてはいけない――。町に潜む悪意に、警察のお荷物部署――特殊相談対策室(トクソウ)が挑む! 金敷署の厄介者が集まる、生活保安課防犯係特殊相談対策室――通称ダメな方のトクソウに訪れるのは、自称霊能力者や呪われた青年、宇宙人を警戒する男、など奇妙な人々ばかり。否応なく怪事件に巻き込まれるトクソウのメンバーは、1人、また1人と、狂気の渦にさらわれていく。町に蔓延る害意が導くのは、陰惨な殺人劇の町興しか。災禍の箱庭の中、無自覚の悪意は感染を始める……!!))
講談社 『再生の箱 トクソウ事件ファイル(2)』 牧野修 8/4 \1,008 ((壊れるべきは世界の方じゃないか? 警察の厄介者――特殊相談対策室(トクソウ)が怪事件をぶった切る!! 陰惨な殺人が頻発した、地獄の季節から2年あまり。金敷市は、表面上は平穏な生活を取り戻している……。しかし、蠢く狂気はただ眠っていたに過ぎなかった!新たな事件に立ち向かう特殊相談対策室のメンバーに、悪魔の声は、心に秘められた悪意の扉を開けと囁く。仄暗い殺意とともに、脈動を始める病んだ町……。再び幕開いた殺戮の舞台を指揮する者とは!?))
講談社 『魔界探偵 冥王星O ジャンクションのJ』 越前魔太郎 8/4 \945 ((講談社ノベルス×電撃文庫、衝撃のコラボ。謎の覆面作家越前魔太郎が闇を駆ける。隔月刊行3冊目、ついに敢行&刊行))
講談社 『英国メイドの世界』 久我真樹/撫子凛ほか画 8/20 \2,625 ((「メイド」のすべて。執事やハウスキーパーなど使用人の生き様がより身近に感じられる、小説もコミックも映画も、100倍楽しくなる英国使用人大全))

筑摩書房 『国際貢献のウソ』 伊勢崎賢治 8/4 \840 ((国際NGO・国連・政府を渡り歩いて痛感した「国際貢献」の美名の元のウソとは。思い込みを解いて国際情勢を判断する力をつけよう))
筑摩書房 『愛と憎しみの新宿 半径一キロの日本近代史』 平井玄 8/4 \819 ((60年代新宿。そこは伝説的なジャズ・バーや映画館が集まる文化工場。純愛、学生運動を包みこみ戦後日本を形作った都市を素描する))

:NHK出版 『「怖い絵」で人間を読む』 中野京子 8/10 \1,155 ((名匠の手による、一見かわいらしい王子の肖像画。しかし、その絵の背景には。カラー掲載の名画33点から人間の本性を読み解く))