版元ドットコムより


法政大学出版局 『抵抗と服従』 野沢協編訳 8/25 \16,800 ((ピエール・ベール関連資料集1――宗教改革の余波のもと、新旧両派間の激しい政治対立が続いた十七世紀、迫害や狂信を徹底批判し、信教の自由を擁護することで啓蒙の世紀に先駆けた思想家ベール。その全貌を示して完結した『ピエール・ベール著作集』の時代背景にさらなる光をあて、同時代の代表的論客メルラ、ファン・パーツ、ジュリューらの歴史的文書および、ベール執筆と見なされる匿名著作を初めて邦訳・解説する基礎文献))
法政大学出版局 『吐き気 ある強烈な感覚の理論と歴史』 ヴィンフリート・メニングハウス/竹峰義和、知野ゆり、由比俊行訳 8/23 \9,135 ((叢書・ウニベルシタス943――8〜20世紀の美学・哲学・芸術理論における「吐き気」の形象の変遷を包括的に検証し、西欧近代の〈美学=感性論〉の可能性の条件を浮かび上がらせた画期的な試み。古典主義美学における「吐き気」と「美」のあいだの交錯関係の考察、カントにおける「吐き気」の理論的・実践的位置づけ、初期ロマン主義における「腐敗」の詩学から、フロイトカフカバタイユサルトルクリステヴァにおよぶ))