e-hon もうすぐ出る本の予約より


亜紀書房 『明るい原田病日記 私の体の中で内戦が起こった』 森まゆみ 9/下 \1,680 ((2007年のある日、森さんは突然眼がおかしくなった。ものがぐにゃりと曲がって見える。検査をすると100万人に6人しかいない自己免疫疾患のひとつ原田病だという。幸い視力は戻ったが、頭痛、耳鳴りがひどく、どこにいてもまぶしくて眼を開けていられない。このような症状を抱えながら、病と共に生きる日常を明るく、軽やかに綴ったのが本書である。   自らも闘病しながら、がんにかかった父を見送り、手塩にかけた地域雑誌『谷根千』を終刊する。気丈な母、気の置けない仕事仲間、独立し始めた子供たち、多くの人と支えあいながら、人生の折り返し地点を乗り越えていく、約2年にわたる稀有な記録。   主治医には聞けなかった、病気に関する疑問や不安をぶつけた体当たりインタビューを巻末に収録))

大学教育出版 『神と共に在りし数学 上 −ヨーロッパで咲いた数学の花−』 井上清博 9/1 \2,100 ((13世紀初頭、レオナルド・フィボナッチがアジアの数学を実用的な観点からヨーロッパに紹介し、そして14世紀、オーレムが数学をキリスト教の論理学を結びつけて大きく育てることになる。さらには、パスカルからフランス革命期以降のダランベールラプラスフーリエまでをたどりながら数学の本質を紹介する))

毎日新聞社 『カウントダウン』 佐々木譲 9/下 \1,680 ((多選市長の放漫運営のもとで財政破綻に瀕した幌岡市。街を救うため市長選に挑戦する若者達の熱い友情を描く、爽やかな長編小説))
毎日新聞社 『白狼伝』 宮崎学 9/下 \1,785 ((中国マフィアを束ねる張安楽の生涯。香港の水上生活者の家庭に生まれ、中国現代史に翻弄され続けたアジア的アウトローの驚くべき肖像))
毎日新聞社 『1968年論』 四方田犬彦マイク・モラスキー 9/下 \2,520 ((「20世紀の転換点」たる1968年にはいかなる政治の革命、文化の革命、意識の革命が起こったか?10人の俊英が明らかにする ))