本やタウン:本:予約商品より


集英社 『夜』 橋本治 6/26 \1,785 ((柴田錬三郎賞を受賞した『蝶のゆくえ』に続く、現代を舞台にした短篇小説集。前作が女を中心とした作品集であったのに対して、今回は男をめぐる作品集となっている。娘、妻、愛人、知人等、男を取り巻く身近な人物たちの視点から男の暗闇を描き出し、男が置かれた状況の今を照らし出す。「暮色」「灯ともし頃」「夜霧」「蝋燭」「暁闇」の順に並んだ五編の短篇は、読み進めるほどに男の暗く深い闇へと読む者を誘う。))

白夜書房 『キングキラー・クロニクル 第1部 「風の名前」(上)』 パトリック・ロスファス/山形浩生渡辺佐智江、守岡桜訳 6/23 \1,995 
白夜書房 『キングキラー・クロニクル 第1部 「風の名前」(中)』 パトリック・ロスファス/山形浩生渡辺佐智江、守岡桜訳 6/23 \1,995 
白夜書房 『キングキラー・クロニクル 第1部 「風の名前」(下)』 パトリック・ロスファス/山形浩生渡辺佐智江、守岡桜訳 6/23 \1,995 

訳者棚橋志行の、ほれ込んだあまりにいい感じに箍の外れてしまったあとがきがたのしい(笑)ヴィレッジブックス文庫のマイク・ハリソン『揺さぶり』は本編もめちゃくちゃに面白い。スペンサー・タイプののトラブル・バスターものといってもいいけど、鼻につくところはなく、鬱屈したワイズクラックではなく無骨だけど当意の軽口、タフ&ハードだけどポップ&ツイスト。なによりキャラクター像とプロット展開が抜群にいい。オフィシャルで紹介文を読んでピンときた人は飛びついてOK。おおよそ300頁のタイトなボディにぎっしり詰まったエンターテインメント。優れた娯楽の例に漏れずこれも読後はすっきりさわやか何ものこらない、でも↓

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    ▼ ^∀▼ つぎの巻も早く━━━━━━━━━!
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