本やタウン:書籍近刊情報より


岩波書店 『「色」と「愛」の比較文化史』 佐伯順子 12/10 \3,150 ((前近代の男女関係の概念「色」が、明治になって理想的価値LAVEの訳語「愛」と遭遇変貌していく姿を抉りだす))
岩波書店 『鴎外留学始末』 中井義幸 12/10 \2,940 ((貴重な原資料を駆使して、謎の多かった鴎外の留学生活の真相を解き明かした、画期的な文学書))
岩波書店 『ドン・キホーテの世紀 スペイン黄金時代を読む』 清水憲男 12/10 \2,940 ((怪奇・猥雑そして神秘に満ちた16、7世紀「黄金時代」の光と影を、33の断章に映し出したスペイン万華鏡))
岩波書店 『世紀末と漱石』 尹相仁 12/10 \3,150 ((漱石文学と世紀末美学との関わりに光をあて、周到な調査に大胆な推論を重ねて描き出した刺激的な漱石論))
岩波書店 『ああ、ヨーロッパ』 ユルゲン・ハーバーマス/三島憲一ほか訳 12/21 \3,045 ((国境を越える熟慮の民主主義の理論を構想。加えてデリダやローティ、ドゥウォーキンらの知的肖像を描く論集))

講談社 『乾いた屍体は蛆も湧かない』 詠坂雄二 12/6 \840 
講談社 『無貌伝 人形姫の産声』 望月守宮 12/6 \1,008 
講談社 『琅邪の虎』 丸山天寿 12/6 \945 

中央公論新社 『ガロア』 加藤文元 12/20 \882 ((現代数学の在り方を作り変えたガロアは、決闘による謎の死で生涯を閉じた。享年20。革命後の激動のパリに生きた天才の軌跡をたどる))