ビーケーワンより
■■■:メディアファクトリー 『お岩 小山内薫怪談集』 小山内薫/東雅夫編 \2,415 ((近代演劇史に巨大な足跡を残した劇作家・小説家の小山内薫が、大正8年8月12日から翌年1月27日まで、日刊紙『万朝報』に連載した長篇時代小説「お岩」。日本の怪談を代表する名作『四谷怪談』の世界を、現代的視点で小説化した最初の試みであったが、なぜか新聞連載後、一度も単行本化されることなく『小山内薫全集』にも含まれていない、怪談ファン垂涎の幻の傑作とされてきた。過激な猟奇趣味と残酷描写は、洗練された歌舞伎の舞台からは失われた『四谷怪談』の古怪な姿をよく伝えているとされる一方、日本版ゴシック・ホラーの先駆、現代における怪奇バイオレンス小説の源流ともなっている。同篇の史上初復刻に加えて、大の怪談好きとしても知られた著者の怪談実話エッセイや『四谷怪談』関連の論考をも併録。))