e-honもうすぐ出る本の予約より


スイッチ・パブリッシング 『柴田元幸翻訳叢書 ジャック・ロンドン「火を熾す」』 9/11 \2,205 ((「ジャック・ロンドンは、小説の面白さの原点だ」―柴田元幸  Coyote誌上で連載中の「柴田元幸翻訳叢書」、単行本化の第一弾はジャック・ロンドン。「白い牙」「野生の呼び声」の著者として名高いロンドンは、短編小説の名手でもある。極寒の荒野での人と狼のサバイバル「生への執着」、マウイに伝わる民話をモチーフにした「水の子」、訳し下ろし「世界が若かったとき」など、小説の面白さが存分に味わえる全9篇を収録。  【収録作品】1.火を熾す 2.メキシコ人 3.水の子 4.生の掟 5.影と閃光 6.戦争 7.一枚のステーキ 8.世界が若かったとき 9.生への執着    【訳者あとがきより】本書では、一本一本の質を最優先するとともに、作風の多様性も伝わるよう、ロンドンの短編小説群の中から9本を選んで訳した。……ロンドンの短編の終わり方は、個人的に非常に面白いと思っていて、時にはほとんど冗談のように、それまでの展開をふっと裏切って、ご都合主義みたいなハッピーエンドが訪れたりする。そうした勝利の「とりあえず」感が、逆に、人生において我々が遂げるさまざまな勝利の「とりあえず」さを暗示しているようでもいて、厳かな悲劇的結末とはまた違うリアリティをたたえている気がする。))

:二見書房 『光の帝国』 キム・ヨンハ/宋美沙訳 10/24 \1,680 ((20年間ソウルに住む北朝鮮工作員のもとに突然帰国命令が…。斬新なスタイルで数々の文学賞に輝く韓国の俊英による傑作スパイ小説))

白夜書房 『「卒業」Part2』 チャールズ・ウェッブ/羽田詩津子訳 9/20 \1,600 ((青春映画の名作『卒業』の原作小説、40年を経て待望の続編が完成。邦訳版、今秋いよいよ刊行。 (あらすじ)ベンとエレインが結婚式場から逃げ出した、それから11年後。ふたりは二児の親となり、自らの信念に従って子どもを学校に通わせず、自宅で教育を施す「ホームスクール」を実践していた。しかし周囲の反発は強く、ベンジャミンは学区の小学校校長、クレイモアから子どもたちを学校に通わせるよう強要される。学校に束縛されるなんて言語道断−−苦悩の末、ベンは窮余の一策を編み出す。今は5000キロ離れて暮らすエレインの母親に、クレイモア校長を誘惑させようというのだ。そして、ベンの計画通りやってきたミセズ・ロビンソンとクレイモア校長はモーテルへと消えた……。))