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三池崇史のようなジャンクフィクションだった『The Book With No Name』のあと、似たようなものを読みたくなってジェームズ・ロリンズ『ナチの亡霊』を手に取る→「量子力学と進化論とインテリジェントデザインとetc.…を組み合わせた釣鐘のアイデアは豪快で、でもまあ所詮ナチスの遺した秘密研究以上の扱いではなかったけれど、『The Book With No Name』がVシネマ風だとすればこれは予算をかけたハリウッド映画風で面白い→で、田舎に帰ってナチ・クトゥルーもの『邪神帝国』とあわせて朝松健の諸作を引き揚げたついでに『地獄の天井』『レッド・ムーンの秘密』『グランドマスター』『モスクワの黒い星』などウォーレン・マーフィーの伝奇ものも引き揚げてきて読む→ウォーレン・マーフィーってオレめちゃくちゃ好きなんだよねーとか言いながらついでにもってきた酔いどれ保険調査員トレースシリーズをゲラゲラ笑いながら読む(現在ここ)。暑いときは気楽な読書に限るわとかいいつつ朝夕やっと涼しくなりはじめたのでそろそろめんどくさい本にも復帰しよう。