【集え】文学板―情報―スレッド 2【文殊】より


慶應義塾大学出版会 『D.H.ロレンスアメリカ/帝国』 富山太佳夫、立石弘道、宇野邦一巽孝之編著 3/20 \2,625 ((ロレンスとアメリカの関係を分析。 ▼英文・米文・仏文をリードする論者が集まり、「ロレンスとアメリカ」に焦点を当て編纂された論集。思想的にも実生活でも終生旅人であったロレンスを9.11以降のアメリカやネグリの〈帝国〉を視野に入れて論じるなど、第一級のレベルの論集。))
んで、アラスター・グレイ『哀れなるものたち』を読み始める。これはとてもフランケンシュタインなSFですね。『ラナーク』は箱庭の内部と外部を顕したような手法が良かれ悪しかれだったけれど、そういうポストモダン的な部分とはまったく関係なく、おかしくも物悲しく逸脱したテンポがいかした3部4部も劇的で悲劇的なミニマルライフの1部2部も、語り口そのものが抜群に面白かったのでこれも期待できそうだぞ、と〆