本やタウン:書籍近刊情報より


朝日新聞社 『藤沢周平が愛した静謐な日本』 松本健一 10/5 \1,365 
朝日新聞社 『ニワトリはいつもハダシ 両A面』 火浦功/放電映像画 10/5 \1,050 ((SF作家がカンヅメにされたホテルで殺人事件に巻き込まれてしまう。雑誌掲載版と文庫版の両パターンを収録したマニアな1冊。))
朝日新聞社 『複葉の馭者』 笹本祐一/鈴木雅久画 10/5 \945 ((「何でも、どこからでも、どこへでも」をモットーに奇想天外な注文をこなす冒険野郎・ジョニーの痛快アクション。))

勁草書房 『増補・新版 秩父コミューン伝説』 松本健一 10/下 \2,100 

新宿書房 『僕の二人のおじさん、藤田嗣治小山内薫』 蘆原英了 9/25 \2,940 

白水社 『あるかなしかの町 ベコン=レ=ブリュイエール』 エマニュエル・ボーヴ/昼間賢訳 10/下 \2,310 
白水社 『灯台守の話』 ジャネット・ウィンターソン/岸本佐知子訳 10/下 \2,100 

:右文書院 『書遙游』 堀切直人 9/下 \2,415 ((怪談文学案内、昆虫文学誌から、小野十三郎、食・女・道草アンソロジー解説、古本屋書評と、増殖していく評論・エッセイ集成。))

アンジェラ・カーターにも似たビザールが面白い『さくらんぼの性は』のジャネット・ウィンターソンは要チェック。あと一読ガロっぽい肌触りを感じてしまった「ぼくのともだち」「きみのいもうと」のエマニュエル・ボーヴはエセーなんかな。それから早川書房近刊情報も更新されています。注目は叢書プラチナ・ファンタジイの『英国紳士、エデンへ行く』(マシュー・ニール )、それからだましの名手リチャード・ニーリイのデビュー長編『愛する者に死を』かな。