青土社近刊案内より


[単行本]
青土社 『グラウンド・ゼロと現代建築』 飯島洋一 5/26 \2,520 
青土社 『文化と現実界』 キャサリン・ベルシー/高桑陽子訳 5/26 \2,520 ((私たちは誰か、何者なのか__。言葉によって網状に張り巡らされた文化と、未知なる名づけえぬ「何か」としての現実界。その両者のせめぎあいに生きる人間とは何者なのか。ラカンジジェク、リオタールらの理論を援用し、捉えがたく魅惑的な現実界を、映画・絵画・文学などから鋭利に分析し、文化そして人間とは何かという急迫の課題を明晰かつ根源的に問い直す。))
青土社 『煙に巻かれて』 G・カブレラ=インファンテ/若島正訳 5/26 \3,990 ((本書は、葉巻の驚くべき物語です。新世界での煙草の発見に始まり、映画や文学における喫煙場面まで、葉巻の伝説と喫煙の悦楽のすべてを魅力的に語り尽くし、世界中の愛煙家に絶賛された、文芸エッセイです。そして読者を煙に巻く駄洒落の連発。本書は、世界で一番駄洒落の多い本として有名で、柴田元幸氏もエッセイで注目。))
青土社 『映画旅日記 東京―パリ』 梅本洋一 5/27 \1,995 ((映画界の若きヒーロー、監督黒沢清青山真治の、世界デビューの瞬間を、私は目撃した__。映画狂は、東京のスクリーンを離れ、映画の聖地パリへと飛び出した。まだ無名だった黒沢清青山真治を連れ出し、欧米の観客を驚天動地に突き落とすべく、体を張っていくつもの上映会を仕掛けた__。映画への愛と共感と怒りがほとばしる、白熱のドキュメント。映画はやっぱりすばらしい!))
青土社 『食のクオリア』 茂木健一郎 6/初旬 \1,470 
ほかISBNついてないけど佐々木敦高山宏、そしてカレル・チャペックが予定。『煙に巻かれて』は『亡き王子のためのハバーナ』のカブレラ=インファンテというよりも“世界で一番駄洒落の多い本”を如何に訳したのか、若島正のお手並みに期待して。キャサリン・ベルシーも買っとく。