2004-06-10から1日間の記事一覧

↓附記

いくつものプロットが少しづつ集約していく快感だとか、中盤以降に見られる視点の荒れだとか…そういう技術的なことに関する感想も書こうとしたけれど、どうかんがえても余計なお世話にしか思えないので略。まあそれはともかく『神の手』は、“小説を書く”とい…

望月諒子『神の手』[bk1]

凄い。ふと気がつけば本の半ばすぎまで頁を捲っていて、目をつむったとたん思わず大きくため息が漏れてしまう。意思とは無関係に漏らしてしまったそのため息にまず驚き、そしてそれまで自分がずっと息を詰めていたことに気づかされてまた驚く。そもそも活字…