本やタウン:書籍近刊情報より


岩波書店 『本は、これから』 池澤夏樹編 11/19 \861 ((内田樹上野千鶴子鈴木俊夫出久根達郎、長尾真、成毛眞福原義春松岡正剛ほか37名の「本の思想」))
岩波書店 『ジョージアオキーフとアルフレッド・スティーグリッツ』 ピーター=コーネル・リヒター/甲斐義明訳 11/25 \2,940 ((互いに触発しあい、創造的な幸福感を分かちあった20世紀アメリカを代表する2人の歩みをつぶさに辿る))
岩波書店 『監督と俳優の美学』 黒沢清吉見俊哉四方田犬彦李鳳宇編 11/26 \3,150 ((最新の映画研究の成果をふまえ、監督と俳優という、映画の創造の主体とみなされてきた対象をあらめて問う))

講談社 『アンリアル』 北國浩二/カズアキ画 11/1 \1,365 ((サトルは「アンリアル」という虚構世界のなかで心を持つ少女と出会い、ハートホルダーを守るために追手との壮絶な戦いを繰り広げ、兄のワタルとも対決し))
講談社 『コロージョンの夏』 新沢克海/5画 11/1 \1,260 ((革命家を父に持つ高校生・草太郎の血脈をめぐって、金髪乙女の黒姫カノンと旧家の令嬢たちがバトルを繰り広げる。さらには草太郎を狙う「蜂男」が現れ))
講談社 『フィオナ旅行記』 小雨大豆著・画 11/1 \1,575 ((異世界の住人、フィオナ・ローエングラム嬢がブログで綴る「過酷なサバイバル生活」。「good!アフタヌーン」にてweb連載された注目作が書籍化))
講談社 『アマルフィ』 真保裕一 11/2 \1,008 
講談社 『タイムスリップ紫式部』 鯨統一郎 11/2 \840 
講談社 『記録の中の殺人』 石崎幸二 11/2 \840 
講談社 『動機未ダ不明 完全犯罪研究部』 汀こるもの 11/2 \882 
講談社 『人体冷凍 不死販売財団の恐怖』 L・ジョンソン、S・バルディガ 11/18 \1,995 ((好奇心に惹かれて転職を決意した救急救命士。だが新たな職場は、遺体の冷凍保存・来世の復活を狂信するカルト財団だった。戦慄の実話ホラー))
講談社 『別冊「本」ラチオ special issue 思想としての音楽』 片山杜秀編 11/22 \1,785 ((「音が合う」とはどういうことか。演奏するとは、聴取するとはいかなる営みか。菊地成孔許光俊、V・アファナシェフなど豪華ラインナップ))
講談社 『ヒトラー第四帝国の野望』 シドニー・D・カークパトリック/伏見威蕃訳 11/24 \1,995 ((ナチス第四帝国復興のため、隠された秘宝が終戦の混乱で行方不明に。探索を命じられた米軍中尉は果たして探し出せるのか))
講談社 『ブタも木にのぼる 32の小さな哲学』 外山滋比古 11/25 \1,200 ((思い込みでがんじがらめになった日本人に贈る、ミリオンセラー『思考の整理学』の著者による、逆転の発想法。視点が変われば人生は変わる))
講談社 『岡本太郎という思想』 赤坂憲雄 11/25 \1,995 ((1930年代パリで世界と遭遇した太郎の精神はやがて日本へと帰還する。生活・祭り・縄文などの言葉が織りなす思想の核心に迫る))
講談社 『物語日本推理小説史』 郷原宏 11/25 \2,100 ((黒岩涙香から江戸川乱歩を経て松本清張の登場まで60年。この間あらゆる文士にとって探偵小説は気になるジャンルであった。その受容と展開をたどる通史))

:金剛出版 『精神分析過程』 ドナルド・メルツァー/松木邦裕監訳 10/29 \3,990 ((フロイト、クライン、ビオンを解釈しつつ、クライン派精神分析の展開プロセスを理論構成した、ドナルド・メルツァーの第一著作))

徳間書店 『電脳コイル(13)』 宮村優子/磯光雄原作 11/17 \950 ((小説版「電脳コイル」最終巻。アニメはSF大賞など5冠を達成。DVDや関連書籍が発売中))

:鳥影社 『ゲーテ『親和力』における「倫理的なもの」』 中井真之 11/下 \2,310 ((ゲーテスピノザ主義の関係をまず跡づけ、「親和力」を中心に「倫理的なもの」「デモーニッシュなもの」を幅広く論ずる))

早川書房 『埋葬』 横田創 11/下 \1,995 ((大宮で起きた凄惨な母子殺害事件の謎を「横田創」が追う。読者を現実と虚構の裂け目へ陥れる不穏な酩酊文学))

平凡社 『カルロ・レーヴィ『キリストはエボリで止まってしまった』を読む』 上村忠男 11/10 \1,575 ((20世紀世界文学を代表する傑作を精緻に読み、イタリア南部に流刑された人間の具体的な経験から、イタリア現代史の根本問題を解明))
平凡社 『格闘する思想』 萱野稔人、海妻径子ほか編 11/15 \819 ((「週刊金曜日」に連載された好評の対談の書籍化。昨今の社会問題を若手研究者たちが切れ味鋭く論じる。「ゼロ年代」に一石を投じる))
平凡社 『文学者たちの大逆事件韓国併合』 高澤秀次 11/15 \798 ((大逆事件韓国併合から百年。歪められたナショナリズムの根深い跡を、その影が色濃く残る文学から解きほぐし、和解への道を探る))
平凡社 『ポータブル文学小史 普及版』 エンリーケ・ビラ=マタス/木村榮一訳 11/25 \1,995 ((スターンの小説から名をとり、デュシャンを中心に結成された秘密結社シャンディの驚くべき生態。最小のモダニズム文学史))
平凡社 『サンデル教授の政治哲学』 小林正弥 11/25 \840 ((難解と言われるサンデルの5冊の著書を、NHK「白熱教室」の解説でもおなじみの著者が読み解く。全著書が1冊でわかる))

マール社 『幻想の挿絵画家 カイ・ニールセン』 マール社編集部編/海野弘監修 11/22 \2,310 ((世紀末アール・ヌーヴォー&デコ時代に「太陽の東、月の西」の挿絵で絶大な人気を誇ったカイ・ニールセンの、挿絵画集の決定版)