e-honもうすぐ出る本の予約より


:宝島社 『語らずの伝承』 中村啓 6/10 \1,200 ((第7回『このミス』大賞優秀賞受賞後第一作は、奄美群島を舞台にした伝奇ホラーです。デビュー時絶賛された衝撃的な描写力はそのままに、島の偉大な民間霊媒師“ノロ”一族の秘密を暴いていきます。主人公が発見したのは、脳がくりぬかれた、カリスマ占術師の死体。彼は犯人を探りはじめるが、周囲で次々と事故死が起こり、彼自身にも危険が迫る――。ノロの儀式や風習をはじめ、奄美群島の歴史や風土、風俗を網羅した美しい描写も必読))

白水社 『そんな日の雨傘に』 ヴィルヘルム・ゲナツィーノ/鈴木仁子訳 6/上 \2,100 ((エクス・リブリス――靴の試し履きの仕事で、街を歩いて観察する中年男の独り言。居心地の悪さと恥ずかしさ、滑稽で哀切に満ちた人生を描く))
白水社 『図書室からはじまる愛』 パドマ・ヴェンカトラマン/小梨直訳 6/中 \2,310 ((インドのお嬢さまヴィドヤは、父親のけがで生活が一変、苦しみの毎日に。だが禁じられた図書室に忍び込んだことから運命が変わる))
白水社 『来来来来来』 本谷有希子 6/下 \1,785 
白水社 『カフカの生涯』 池内紀 6/下 \1,680 ((白水Uブックス――祖父の代にはじまり、幼年時代、友人関係、婚約者、役人生活、そして創作の秘密にふれ、カフカの全貌があきらかになる))
白水社 『プラハシュタイナー学校』 増田幸弘 6/下 \1,890 ((プラハの公立シュタイナー学校編入した兄妹の戸惑いと成長ぶりを克明に描く。教育における日本の常識を心地よく揺さぶるレポート))
白水社 『フェリーニ 映画と人生』 トゥッリオ・ケジチ/押場靖志訳 6/下 \6,930 ((戦後イタリアのネオレアリズモから、寓話、夢、そして《女たち》まで。巨匠フェリーニの神秘に満ちた人生と作品の道程を記す航海誌))
白水社 『エセー 4』 ミシェル・ド・モンテーニュ/宮下志朗訳 6/下 \2,205 

双葉社 『夜行観覧車』 湊かなえ 6/1 \1,575 
双葉社 『バイバイ、ブラックバード』 伊坂幸太郎 6/29 ((一話が50人だけのために書かれ、自宅に届けられた「ゆうびん小説」が、書き下ろしの最終話が加えられ、遂に単行本化。自分も誰かに贈りたくなるような連作短編集))