ビーケーワンより


:楽工社 『マウス・アンド・マジック 上 アメリカアニメーション全史』 レナード・マルティン/権藤俊司監訳/出口丈人、清水知子、須川亜紀子、土居伸彰訳 5/- \5,145 ((ミッキーマウス、ポパイ、トムとジェリー…。アニメ史上のスターたちは、誰によって、どのように創られたのか? 膨大な調査とインタビューから創造の現場を再現・活写する、アメリカ・アニメ通史。))

慶應義塾大学出版会 『小林秀雄 越知保夫全作品』 越知保夫 5/- \2,520 ((越知保夫の遺稿集『好色と花』(筑摩書房、1963年)に、未収録の詩・批評・劇作や書簡、小伝・年表・著作一覧を付して復刊。))

:子どもの未来社 『革命伝説 大逆事件? 黒い謀略の渦』 神崎清 5/- \2,940 ((天皇暗殺を企てたとして、幸徳秋水をはじめ12名を処刑した、国家権力による一大謀略・・・。その真相を究明しさまざまな人間関係を綾に、事件の全容と真実を描きだした古典的名著。明治の一大事件史を新版で復刊。大逆事件100周年記念企画))

彩流社 『グレアム・グリーンと第三の女 『情事の終わり』を生んだ秘められた情欲』 ウイリアム・キャッシュ/山形和美訳 4/- \4,725 

人文書院 『フェミニズムはだれのもの? フリーターズフリー対談集』 フリーターズフリー編 4/- \1,890 ((女性労働と家族、セックスワーク、性暴力、フェミニズムなど、社会のメインストリームから「ないものにされ続けた」問題を中心に語った5つの対談を収録。))

東京大学出版会 『史学概論』 遅塚忠躬 5/- \7,140 ((歴史学とはなにか,この根源的な問いに答えることを通じて,歴史学が時代とともに変貌しつつ果たしてきた役割と有効性を炙り出し,学問的な魅力を解き明かす.歴史学の目的や,客観的事実と主観的解釈を区分し,そして歴史を構成する方法論を体系的に論じる))
東京大学出版会 『伝統都市 1 イデア』 吉田伸之、伊藤毅 5/- \5,040 ((日本,西洋,東洋とそれぞれに地域で「都市」は形成と解体を重ねつつ受け継がれてきた.内包されつつ形作られてきた理念の源流をたどり,諸都市に特徴的に現われる実態を比較するなかで,そして都市に生きる人々の精神や社会・文化を浮かび上がらせる))
東京大学出版会 『伝統都市 2 権力とヘゲモニー』 吉田伸之、伊藤毅 5/- \5,040 ((多様な相貌を呈する都市の権力.国家としての都市,あるいは国家の領域支配の拠点としての都市,さらに主従関係や家など「私的」な社会レベルにみられるその存在を,さまざまな類型,位相における構造と,社会の秩序化をとらえることによって歴史的特質にせまる))

平凡社『〈前衛〉とは何か?〈後衛〉とは何か? 文学史の虚構と近代性の時間』 塚本昌則、鈴木雅雄編 4/- \8,925 ((文学は後衛か? 前衛諸派の歴史をどう書くか? 国内外の研究者25名が、前衛と後衛の錯綜した関係をめぐって多様な考察を展開する、文学史再構築の壮大なプロジェクト。))

みすず書房 『大気を変える錬金術 ハーバーボッシュと化学の世紀』 トーマス・ヘイガー/渡会圭子 5/- \3,570 ((20世紀初頭、人類は史上最大の資源問題を克服したと確信した……。人類を救った革新、栄光、惨劇の連鎖。…その先に、文字通り地球規模のどんでん返しが待っている。読者は「化学の世紀」の実像に言葉を失うにちがいない。/地球上の人口が指数関数的に増える中で、農業生産力の源である窒素資源が枯渇の危機に瀕していたとき、人類にとって起死回生の大発明が生まれた。本書はその「空気の錬金術」、ハーバーボッシュ法がもたらしたものの全貌を描き出す。発明以前の、ヨーロッパと南米の国々による終わりのない資源戦争の史実や、発明以降の、ドイツを中心とした化学産業の恐るべき急成長。それに支えられた二つの世界大戦まで、波瀾の歴史をたどる。現在の地球環境問題にも直接つながっている、壮大な物語(=科学ノンフィクション=読み物)。白川英樹ノーベル化学賞受賞)による解説付。))

論創社  『笑いの狩人 江戸落語家伝』 長部日出雄 4/- \1,890 ((創始者でありながら幕府の禁制に触れ島流しになった鹿野武左衛門から、近代落語の祖・三遊亭円朝まで、江戸落語を創った5人の芸人を描く。江戸落語通史としても読める評伝小説集。〔新潮文庫 1983年刊の再刊〕))