本やタウン:書籍近刊情報より


朝日新聞出版 『f植物園の巣穴』 梨木香歩 5/7 \1,575 
朝日新聞出版 『キマイラ(8) 群狼変・昇月変』 夢枕獏/寺田克也画 5/20 \1,155 
朝日新聞出版 『ミーくんの番長日記』 菊地秀行 5/20 \840 

勁草書房 『教育思想のフーコー 教育を支える関係性』 田中智志 5/下 \3,570 ((規律化の論難ばかりとのフーコー評価に抗う。倫理的に自由な生に寄り添う自己創出の支援、新しい「道」をつくり歩むことを彼は問う。))

:研究社 『エドガー・アラン・ポーの世紀 生誕200周年記念必携』 八木敏雄、巽孝之編 5/下 \4,200 ((豊饒なる可能性をもつ文学作品を次々と生み出した先覚者ポー。その多彩なスペクトラムを掬い取り、新世紀の作家像を描き出す。))
:研究社 『抒情するアメリカ モダニズム文学の明滅』 舌津智之 6/下 \3,150 ((メルヴィルからビーチ・ボーイズに至る「抒情するアメリカ」の伝統を浮彫りにし、そのモダニスティックな文学的微光の明滅を跡づける。))

幻戯書房 『奥の横道』 宇野亜喜良 4/下 \2,625 ((日本を代表するイラストレーターが、華麗な交流、創作意欲、多彩な趣味を絵とともに切り取る。ファン待望の新聞連載の単行本化。))

青土社 『ザナドゥーへの道』 中野美代子 4/下 \1,995 ((中国史を知悉する著者が、中国を訪れたヨーロッパ人を評伝的に取り上げ、彼らのアジアへの視線を描き出す。))
青土社 『心霊写真』 ジョン・ハーヴェイ/松田和也訳 4/下 \2,520 ((心霊写真の「創作」という営為の中に読み、写真の発達史に正当に位置づける試み。芸術論・写真論の視座による、今までにない心霊論。))
青土社 『麻薬の文化史 女神の贈り物』 D・C・A・ヒルマン/森夏樹訳 4/下 \2,730 ((文明が必要とした薬物使用の意義を明かし、人類と薬物の関係に一石を投じ、先入観と狭隘な道徳観を打ち砕く、驚天動地の話題の書。))

:女子パウロ会 『過ぎ行く人たち』 高橋たか子 5/下 \1,575 ((心の深層からの呼び声に応え、無性に惹かれるフランスの風土を一人旅しつつ「私」は、人とのふしぎな出会いを重ねていく。))

白水社 『ラブレー』 マイケル・A・スクリーチ/平野隆文訳 5/下 \21,000 ((ルネサンス時代の言語感覚や、宗教・哲学・時事問題を解説しつつ、ラブレーのテクストの意義を説き明かす歴史的名著。))
白水社 『姿なきテロリスト』 リチャード・フラナガン/渡辺佐智江訳 5/下 \2,730 ((ポールダンサーがテロリストとして手配された。魔都シドニーを舞台に、警察とメディアの執拗な追及、悪夢のごとき4日間の逃走劇。))
白水社 『ヒューマニズムの芸術』 ケネス・クラーク/岡田温司訳 5/下 \5,985 ((初期イタリア・ルネサンスの5人の巨匠をめぐり、彼らの独創性や現代にまで及ぶ影響を鮮やかに描き出す。))
白水社 『ドストエフスキーの世界観』 ベルジャーエフ/斎藤栄治訳 5/下 \3,675 ((ドストエフスキーが探求した「人間学」をロシアの精神風土から詳説する。天才作家の哲学がわかる記念碑的な名著。))