本やタウン:書籍近刊情報より


河出書房新社 『特殊まんが―前衛の―道』 根本敬 4/1 \1,890 ((第11回みうらじゅん賞受賞・根本敬が「特殊漫画家になるまでの道のり」を綴ったエッセイ。巻末には天久聖一とのロング対談も収録。))
河出書房新社 『さよなら紛争 武装解除人が見た世界の現実』 伊勢崎賢治 4/20 \1,260 ((アフリカなどの貧困国で武装解除を指揮した著者が、知られざる紛争の現状を伝える。日本人が平和のためにできるユニークな方法も提案。))
河出書房新社 『マルクス資本論』入門』 4/20 \1,575 ((いまマルクスが『資本論』とともに注目されている。世界の仕組みを学ぶための決定版。的場昭弘伊藤誠長原豊、大川正彦、白井聡ほか。))
河出書房新社 『21世紀を生き抜くためのブックガイド 新自由主義ナショナリズムに抗して』 岩崎稔、本橋哲也編 4/20 \1,785 ((「週刊読書人」の名物座談会「思想界をふり返る」11年分を1冊に。話題書で読む現代日本の思想と社会。言及書籍約500点。))

:近代文芸社 『プルースト的気象学 『失われた時を求めて』を読む』 田中良 4/1 \1,890 ((プルーストの名著『失われた時を求めて』を「気象学」「階段」「斜め」といった著者独自の視点によって、新たに照射した論考集。))
:近代文芸社 『小島信夫 性――その深層と日常』 坂内正 4/1 \2,835 ((小島信夫『別れる理由』における「今時珍重すべき文学の背景」(井上靖)とは何か。作品に見られる反構築性、性的アナーキイを分析。))

新書館 『銀幕風景』 川本三郎 4/下 \1,890 ((懐かしの名画には素晴らしい「風景」がある。忘れ難い名場面の数々に籠められた意味をデテイルの達人・川本三郎が徹底的に解読する本。))

世界思想社 『戦後詩のポエティクス 1935〜1959』 和田博文編 4/下 \2,520 ((荒地派を中心に第一次戦後派の詩の世界を、戦前の都市モダニズム詩の、継承と切断として読み直す新しい研究ステージ開拓の書である。))

日本評論社 『風の時/狼の時 天城一傑作集(4)』 天城一/日下三蔵編 4/中 \3,465 ((近年ようやく評価が進んだ「幻の探偵作家」天城一。残された長編2本に、未発表を含む短編を加え、最後の傑作集をお届けする。))

法政大学出版局 『ドイツ哲学史 1831-1933』 ヘルベルト・シュネーデルバッハ/舟山俊明ほか訳 4/中 \5,250 ((19世紀ドイツ哲学の危機と、そこから生成発展した問題領域について解説し、近現代ドイツ哲学へのパースペクティブを与える重要文献。))

毎日新聞社 『遠い響き』 藤谷治 4/下 \1,785 ((嵐の夜に遭遇した男が語り出す現代の「地獄めぐり」とも言うべき、奇妙な体験。気鋭が放つ新しい文学の誕生。))
毎日新聞社 『抒情的恐怖群』 高原英理 4/中 \1,785 ((都市伝説、土地の怪談、現代の妖怪談、恐ろしくも美しい官能的ホラー。ますます充実する著者の最新短編集。))
毎日新聞社 『美と破局』 辺見庸 4/下 \1,785 ((傷ついたもの、破壊されたものが瀕死の状態で放つ美とは何か。書き下ろしの詩、小説など多数収録するコレクション第3巻。))