本やタウン:書籍近刊情報より


学習研究社 『AK-47』 ラリー・カハナー/小林宏明訳 5/31 \2,310 ((AK-47(および派生型)の発展を、世界のパワーバランスや戦争の形態に与えてきた影響など、幅広い視点から捉えた1冊。))

祥伝社 『妖婚宮』 菊地秀行 5/9 \840 ((結婚直前の青年が失踪し、人捜し屋秋せつらは捜査を開始する。やがて展開される妖しい華燭の典。『魔界都市ブルース』久々の長編。))

新紀元社 『幻想図書館』 山北篤監修 6/中 \2,625 ((神話伝承、歴史、地理、哲学から兵法書、古典文学まで、現代のファンタジーの「ソース」となる書籍を集めた事典。))
新紀元社 『エイボンの書 クトゥルフ神話カルトブック』 クラーク・アシュトン・スミス、リン・カーター 6/下 \1,890 ((「ネクロノミコン」と並ぶ重要な魔道書を多角的に紹介する。C.A.スミス、リン・カーターの未訳作品を掲載。))

白水社 『二十世紀フランス小説』 ドミニク・ラバテ/三ッ堀広一郎訳 5/中 \1,103 
白水社 『映画と精神分析 想像的シニフィアン』 クリスチャン・メッツ/鹿島茂訳 5/下 \5,670 
白水社 『プラートの商人 中世イタリアの日常生活』 イリス・オリーゴ/篠田綾子訳 5/下 \5,880 ((1870年に発見された、15万通に及ぶ中世イタリア商人の書簡をもとに、中世商人とその家族・郎党の日常生活を描き出す。))
白水社 『ベルリン終戦日記 戦禍を生き延びたある女性の記』 アントニー・ビーヴァー序文/山本浩司訳 5/下 \2,730 ((陥落前後、不詳の女性が周囲の惨状を赤裸々に綴った稀有な記録。生と死、空襲と飢餓、略奪と陵辱。胸を打つ一級資料。))

早川書房 『人類が消えた世界』 アラン・ワイズマン/鬼澤忍訳 5/上 \1,995 
早川書房 『絞首人の手伝い』 ヘイク・タルボット/森英俊訳 5/上 \1,260 
早川書房 『エア』 ジェフ・ライマン/古沢嘉通ほか訳 5/下 \2,520 

雄松堂出版 『ハーマン・メルヴィル事典』 R・L・ゲイル/福士久夫訳 5/上 \21,000 

『映画と精神分析』で「おや?」と思ってちょっと見にいったら2008年度書物復権のリストが決定していた。『シモーヌ・ヴェーユ伝』はやっぱり買っちゃおうかなあ。ジェフ・ライマン『夢の終わりに…』は文庫化しないのかなあ…。『サラゴサ手稿』完全版刊行開始を心の支えに暮らす日々之好日でありたいと願う日々。