本やタウン:書籍近刊情報より


岩波書店 『ソウル―ベルリン 玉突き書簡 境界線上の対話』 徐京植多和田葉子 4/16 \1,785 ((異色の組み合わせによるユーモアと緊張感に満ちた往復書簡。言語や芸術、歴史の本質をめぐる真剣勝負。))
岩波書店 『夕坂童子』 唐十郎 4/24 \1,995 

河出書房新社 『メフィストフェレスの棺 山本タカト画集』 山本タカト 4/15 \3,465 

:光文社 『謎のカタログ』 円堂都司昭 4/21 \1,890 ((一大ブームになった「新本格ミステリ」。その中心にいる18人の作家たちの思想と創作へのアプローチに迫る刺激的な作家論集成。))

祥伝社 『超訳資本論」』 的場昭弘 4/下 \777 ((なぜ、労働者は搾取されるのか。なぜ、資本主義は格差を生むのか。気鋭のマルクス研究者が世紀の大著を「超訳」。週末で完読できる。))

世界思想社 『読者の台頭と文学者 イギリス一八世紀から一九世紀へ』 清水一嘉、小林英美編 4/下 \1,995 ((18世紀文学を支えたペイトロン退場以後のロマン派時代に、多数の読者を獲得してゆくイギリス出版・読書界と文学者をめぐる人間模様。))

東京創元社 『聖域』 大倉崇裕 4/24 \1,890 
東京創元社 『ホーミニ・リッジ学校の奇跡!』 リチャード・ペック/斎藤倫子訳 4/24 \1,890 

早川書房 『教会の悪魔』 ポール・ドハティ/和爾桃子訳 4/上 \1,365 
早川書房 『トールキンのガウン 稀覯本ディーラーが明かす、稀な本、稀な人々』 リック・ゲゴスキー/高宮利行訳 4/上 \1,575 
早川書房 『ニール・サイモン戯曲集(6)』 ニール・サイモン/酒井洋子訳 4/下 \2,940 
早川書房 『太陽の盾 タイム・オデッセイ (2)』 アーサー・C・クラーク&スティーヴン・バクス/中村融訳 4/下 \2,100 
早川書房 『嘘発見器よ永遠なれ 「正義の機械」に取り憑かれた人々』 ケン・オールダー/青木創訳 4/下 \2,310 

文藝春秋 『ぶるうらんど』 横尾忠則 4/上 \1,260 ((長年連れ添った夫婦の何気ない会話から始まって、めくるめく迷宮世界へ。驚異の絵画的イマジネーションが炸裂する、著者初の小説。))
文藝春秋 『人工庭園』 横尾忠則 4/上 \3,675 ((ある時は散歩と芸術を関連付け、ある時は病気から閃きを得る。横尾忠則の日常と100点以上の作品をオールカラーで収録した豪華本。))
文藝春秋 『日と月と刀(上)』 丸山健二 4/上 \1,995 
文藝春秋 『日と月と刀(下)』 丸山健二 4/上 \1,995 
文藝春秋 『断髪のモダンガール 42人の大正快女伝』 森まゆみ 4/下 \1,890 ((大正という短くも文化的で華やかな時代。吉屋信子尾崎翠野上弥生子など、42人の快女たちの壮絶な生き方、愛し方を濃密に描く。))

平凡社 『月光に書を読む』 鶴ヶ谷真一 4/2 \2,100 ((深く蔵し類稀なる随筆家であった岩本素白や、慎ましい風貌ながら博識を愛された柴田宵曲を描き、人間にとっての書物の意味を考える。))
平凡社 『石油!』 アプトン・シンクレア/高津正道訳 4/4 \2,520 ((アカデミー賞最多ノミネート「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」の原作となった米文学の金字塔。カリフォルニア油田の闇を描く。))
平凡社 『素白随筆集』 岩本素白 4/10 \1,680 ((岩本素白は類稀なる随筆家。繊細かつ鋭敏な感覚をもって文学に没入した。本書は滋味溢れ人生の深さを感じさせる珠玉の随筆集である。))
平凡社 『女優の誕生と終焉』 池内靖子 4/25 \3,780 ((ジェンダー研究とパフォーマンス批評を交差させ、日本近現代演劇のテクストと身体を読み直す、画期的な日本演劇論。))

っていうわけでほとんど本を読んでなかったのでまずは『ティファニーで朝食を』と『四月馬鹿』、あとちょっと読み返したくなった『灰色の魂』(傑作!)でリハビリしましょう。あ、超訳資本論」は買ってみようかな。『ソウル―ベルリン』はマストで。