本やタウン近刊情報より


[単行本]
[bk1/amazon]慶應義塾大学出版会 『転回』 ウテ・グッツォーニ/小松光彦訳 07/15 \3,000 
[bk1/amazon]実業之日本社 『腕貫探偵 市民サーヴィス課出張所事件簿』 西澤保彦 07/中旬 \1,680 
[bk1/amazon]集英社 『今ここにいるぼくらは』 川端裕人 07/26 \1,785 ((星空を眺め、川は冒険の舞台だった。心にぽっかり開いた穴が時々囁きかけてくる。少年博士を主人公に描く、心にやさしく響く少年小説。))
[bk1/amazon]新人物往来社 『海嘯』 乾浩 07/下旬 \1,995 
[bk1/amazon]産業図書 『他者の声 実在の声』 野矢茂樹 07/下旬 \2,520 
[bk1/amazon]中央公論新社 『七悪魔の旅』 ムヒカ・ライネス/西村英一郎訳 07/25 \2,625 ((地獄の大魔王に叱責され、[]7つの大罪[]を担う悪魔たちは獲物を探して時空を超える旅に出た。アルゼンチン発の傑作エンターテイメント。))
[bk1/amazon]鳥影社 『エロスの系譜』 W・ライプブラントほか/鎌田道生ほか訳 07/上旬 \6,825 
[bk1/amazon]東京大学出版会 『罪の文化』 小谷汪之 07/15 \3,360 
[bk1/amazon]徳間書店 『東京ライオット(仮)』 戸梶圭太 07/20 \1,785 ((綾瀬に建てられた複合超大型高級マンション・ソナーレを巡って、近隣地元、[]ホームレス[]たちが繰り広げる暴動を、群像スタイルで描く。))
[bk1/amazon]双葉社 『2005年のロケットボーイズ』 五十嵐貴久 07/28 \1,890 ((工業高校に通うオレは超小型人工衛星づくりを命じられ嫌々つくるが大会で入賞してしまう。オチコボレが挑む理系根性モノ青春小説。))
[bk1/amazon]双葉社 『七人の弁慶』 森詠 07/14 \1,890 ((7つ道具で知られた[]弁慶[]。この[]弁慶[]を7つの職能集団の代表者と考え、[]義経[]と共に7人の弁景が暴れまくる痛快・歴史活劇。))
[bk1/amazon]双葉社 『陽だまりの偽り』 長岡弘樹 07/22 \1,785 ((物忘れが多い郁造は孫への仕送りを紛失する。自覚がないためひったくりに遭ったとの狂言を。小説推理新人賞作家のデビュー作。))
[bk1/amazon]文芸社 『悪霊の棲む日々』 西村寿行 06/下旬 \1,680 ((今甦る昭和トラックバック。ハードバイオレンスの巨匠、幻の傑作復刊。謎の島で狂気の中に潜む人間の真の姿を見よ。解説[]山田正紀[]氏。))
[bk1/amazon]文芸社 『峠に棲む鬼』 西村寿行 06/下旬 \2,100 ((ハードバイオレンスの巨匠・幻の傑作が1巻本で復刊。村民失踪事件の山村を舞台に巻き起こる狂気・暴力・エロス。解説[]夢枕獏[]氏。))
[bk1/amazon]法政大学出版局 『現出の本質(上)』 ミシェル・アンリ/北村晋訳 06/30 \6,600 ((現代フランスの[]現象学[]を代表するミシェル・アンリの主著待望の完訳。『下巻』同時刊。))
[bk1/amazon]法政大学出版局 『哲学者エディプス ヨーロッパ的思考の根源』 ジョン・ジョセフ・クロード・グー/内藤雅文訳 06/20 \3,465 
[bk1/amazon]法政大学出版局 『荒野に立つ貴婦人 ガートルード・ベルの生涯と業績』 田隅恒夫 07/中旬 \5,565 

[新書]
[bk1/amazon]角川書店 『憲法力 誰にでもできる日本国憲法の護り方』 大塚英志 07/09 \788 
[bk1/amazon]新潮社 『ヘミングウェイの言葉』 今村楯夫 07/20 \714 
[bk1/amazon]文藝春秋 『幻の終戦工作 ピース・フィーラーズ 1945夏』 竹内修司 07/20 \935 
[bk1/amazon]文藝春秋 『骨肉 父と息子の日本史』 森下賢一 07/20 \788 

注目はもちろんラテンアメリカ・ノヴェル『ボマルツォ公の回想』のマヌエル・ムヒカ=ライネス。世評名高い短編「航海者たち」は実は未読なので予習しておのくがよいでしょう←オレ。あとは西村寿行の復刊…なぜ今頃の感はあれども、破滅SF『滅びの笛』『蒼茫の大地、滅ぶ』や動物小説の『捜神鬼』『風は悽愴』等は単にエロース&ヴァイオレーンスのみを期待したティーネージャーのころのぼくのリビドーを背負い投げする傑作でありました、って言うことでピックアップ。