e-honもうすぐ出る本の予約より


角川書店 『甘栗と戦車とシロノワール』 太田忠司 2/27 \1,680 

河出書房新社 『破戒という奇跡 再刊本とは何だったのか』 塩見鮮一郎 1/20 \1,890 ((藤村の『破戒』は部落問題を扱った文学の金字塔だが、生前、ある圧力によって改訂を進め、戦後、初刊本に戻る時も一悶着あった。その間の「事情」と作品の魅力を掘り下げる。))
河出書房新社 『孤独の科学 人はなぜ寂しくなるのか』 ジョン・T・カシオポ、ウィリアム・パトリック/柴田裕之訳 1/20 \2,730 

集英社 『楊令伝(十二) 九天の章』 北方謙三 1/26 \1,680 
集英社 『海猫ツリーハウス』 木村友祐 2/5 \1,000 ((舞台は太平洋に面した東北の小さな町。25歳の亮介は、実家の農作業を手伝いながら、精力的にツリーハウスを作りつづける「親方」のもとで働いている。過去に服飾デザインの専門学校に通っていたが、親しかった先輩に裏切られ、鬱々とした気分から抜け出せずにいる。さらに自称舞踊家の兄・慎平が帰京し、やれスローライフだ、自給自足だと自説を吹聴し始め、亮介の憂鬱は増すばかり。才気煥発で弁の立つ慎平は、不器用な弟を容赦なく従僕扱いするが、亮介はそれをどうすることもできない。どこか地に足着かぬエコ思想かぶれの慎平と家族の軋轢。兄弟の葛藤、そこに慎平の恋愛沙汰が絡んで、物語は一気に不穏な方向に転がってゆく。普段は胸のうちに隠しているほころびが黒い怨念となって、亮介、慎平、親方三人それぞれから吐き出される。呪詛にも似た南部弁の怒号の応酬は恐ろしく、圧巻だ。))

:新潮社 『隆慶一郎全集第八巻 風の呪殺陣』 隆慶一郎 1/22 \1,680 
:新潮社 『無敵のソクラテス』 池田晶子NPO法人わたくし、つまりNobody/編 1/29 \2,940 

:成甲書房 『高砂コンビニ奮闘記 悪衣悪食を恥じず』 森雅裕 1/21 \1,575 ((乱歩賞作家がコンビニの実態教えます!出版界からはみ出したキャリア20年の小説家が漂着したのは、閉店目前のユルくて荒れたコンビニだった!悲喜コモゴモ、憤怒バクハツの店員さん体験記; ;目次;第 I 章:何でもアリの高砂店へようこそ(栄光なき修業);第 II 章:やさぐれ店員にも五分の魂(俺たちは商品じゃない);第 III 章:頑張れエコロジー(強盗は外、廃棄は内);第 IV 章:店コード24778(クレーマーVS落ちこぼれ);第 V 章:本日も花曇り(うたかたの人間模様);第 VI 章:甘えは人のためならず(疫病神は幾度も微笑む)))

双葉社 『神待ち少女』 黒羽幸宏 1/下 \1,260 ((21世紀の日本に現れた「神待ち少女」。彼女たちは携帯の掲示板を使い、その日の宿や食事を無償で提供してくれる「神」を求め、街やネット空間をさまよっている。「神」とはいったい何なのか?現在の10代女子のリアルな姿を描く渾身のノンフィクション。))