殊能将之『キマイラの新しい城』[講談社ノベルス/講談社][bk1]

キマイラが混沌で、天使が法、なるほどその二つの絵の狭間で永遠に揺れ動くエドガー・ランペールはエターナル・チャンピオンに違いない。その中でもすべての戦士の記憶を持つエレコーゼのサーガを一回半ひねってパロディにしたような、ある意味『黒い仏』の姉妹編ともいえる作品になっている。地口も効いてて楽しかったです。


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    ▼ ´∀▼ ところでもう一人のマイクルって、誰。
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