版元ドットコムより


法政大学出版局 『人間の美的教育について〈新装版〉』 フリードリヒ・フォン・シラー/小栗孝則訳 2/8 \2,625 ((古典主義的文化、合理主義的形式に立ち向かい、詩人の情熱を通して精神の自由、時代の革新を希求したシラーの論文的詩篇。疾風怒濤時代の帰結を最も良く語る古典的名著。訳者による本書の「展開」と「反映」を付す))
法政大学出版局 『ディドロ唯物論 群れと変容の哲学』 大橋完太郎 2/16 \6,825 ((神もなく、弁証法的統一もない物質世界のうちに、不定形で「怪物的な」自然の秩序を発見したディドロ。百科全書的体系知の根底にうごめく「奇形」への眼差し、同時代の化学や生理学にもとづくラディカルな自然史的認識はいかに形成されたのか。その著作群への鋭利で根底的な分析を通じて、唯物論的一元論者としてのディドロのアクチュアリティを示し、従来の哲学者像を大きく書き換える力作))
法政大学出版局 『限りある思考』 ジャン=リュック・ナンシー/合田正人訳 2/16 \5,250 ((存在という出来事の限界で、有限な世界の終末で、ひとはまだ何を思考し、意味することができるのか。ハイデガーデリダの問いを受け継ぐ哲学者が、バタイユニーチェランボーらとともに、西洋、エクリチュール、犠牲、崇高、ミメーシス、愛や共同体について繰り広げる戦慄的な思索。『無為の共同体』から『キリスト教脱構築』へ向かうナンシーの、デリダ論を含むもう一つの主著、待望の完訳))