版元ドットコムより


法政大学出版局 『スポーツと文明化 〈新装版〉 興奮の探求』 ノルベルト・エリアス、エリック・ダイニング/大平章訳 12/8 \5,565 ((人は、なぜサッカーによって興奮するのか。社会学が従来無視してきたスポーツにはじめてメスを入れ、感情と暴力の社会学を独自の〈文明化の理論〉の中に定位する))
法政大学出版局 『死にゆく者の孤独 〈新装版〉』 ノルベルト・エリアス/中居実訳 12/8 \2,415 ((死──この避けられぬ事実を人間はいかにイメージ化し対処してきたか。〈文明化の過程〉の理論モデルに依拠しつつ、現代社会においてさまざまに抑圧・嫌悪・タブー視される〈老い〉と〈死〉を社会学的視野から省察し、同時に生きることの意味をも問う))
法政大学出版局 『ダーウィンの珊瑚』 ホルスト・ブレーデカンプ/濱中春訳 12/15 \3,045 ((ダーウィンの進化のモデルは、もともとは種の間にヒエラルキーをもたらす系統樹ではなく、無秩序に枝分かれし、絶滅した種と生存する種を同時にあらわすことのできる珊瑚(サンゴ)であった。初期のスケッチや覚え書の分析を通してその事実に迫り、進化生物学に再考をうながすとともに、自然科学におけるイメージの意味、知の構築においてイメージが持ちうる可能性を掘り起こした意欲的な論考))
法政大学出版局 『ウィーン五月の夜』 レオ・ペルッツ/小泉淳二、田代尚弘訳 12/15 \3,990 ((ナチによるオーストリア併合後のウィーンでの出来事と雰囲気を活写した表題作をはじめ、1906〜39年の間に書かれた短編小説・紀行・文芸評論を集め、20世紀オーストリア文学の旗手・ペルッツの多彩な創作活動の全貌を余すところなく伝えるアンソロジー。未刊・未発表作を含むこれらの作品群は、戦争に明け暮れた20世紀前半の生々しい証言であるとともに、西欧近代文化史の貴重な記録でもある))
法政大学出版局 『ロマン主義 あるドイツの出来事』 リュディガー・ザフランスキー/津山拓也訳 12/20 \5,565 ((神を失った世俗的世界に、ふたたび古代の夢と神秘、無限なるものを甦らせるロマン主義。伝統と創造、革命と反動を同時に内包する、このあまりにドイツ的なイロニーの精神運動は、文学的天才たちの共同体を生み出したのち、やがて巨大な廃墟をもたらす民族の政治宗教となった。「遅れてきた国民」の近代二〇〇年にわたる思想経験を、ロマン派の来歴と転変から描きだす精神史の白眉))

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    ▼ ^∀▼ レオ・ペルッツの登場に、早くも歓喜の声が各所から 
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