版元ドットコムより


法政大学出版局 『形而上の中世都市 〈散歩の文化学〉中世篇』 前野佳彦 10/28 \- ((思想*多島海18――古代都市の制度的自壊を超えて、都鄙の全面的な流通の自生から生み出されてくる中世都市と都市経験の系譜。中世の散歩人は、世界認識の身体性、特に滅びの位相を芯とする時間性、形而下の世界を超えたコスモロジーに世界の意味を見出そうとする形而上性、をその特性とした。彼らが歩いた中世的界隈と、〈見える・裡なる〉都市のコスモロジー記号論的に捉え、〈中世〉とは何かに迫る))