e-hon もうすぐ出る本の予約より


河出書房新社 『琉璃玉の耳輪』 津原泰水/尾崎翠原案 9/14 \1,890 ((尾崎翠が90年前に書いた映画を原案に、奇才・津原泰水が小説を書き下ろした。奇想天外、女探偵・岡田明子の事件簿――三人の娘を探して下さい。手掛かりは、琉璃玉の耳輪を嵌めています――女探偵・岡田明子のもとへ迷い込んだ、奇妙な依頼。原案・尾崎翠、小説・津原泰水。90年の時を超え、幻の探偵小説がついに刊行!))
河出書房新社 『宇野亜喜良 ――Graphical Elements』 宇野亜喜良/近代ナリコ編 9/17 \1,680 ((らんぷの本――宇野亜喜良の多岐にわたる仕事のなかから、装飾性、物語性、細部へのこだわりといった新たな切り口から、女性好みのモチーフを多く取り上げ、その魅力を紹介。江國香織穂村弘特別寄稿。書き下ろし作品掲載!!))
河出書房新社 『嘘つき王国の豚姫』 岩井志麻子 9/17 \1,680 ((このままじゃあ、殺される! 幼い頃からの凄絶ないじめ。でも脳内の「私」は醜く太った引きこもりではなく、みんなの憧れの美少女――。嘘にまみれた狂気の果て、想像を絶する残酷な結末!))
河出書房新社 『田村隆一』 9/24 \1,575 ((KAWADE道の手帖――詩誌『荒地』の中心として、戦後詩をリードしたライトバースの巨人、田村隆一。全集刊行を前に、日本詩を象徴する存在の全貌を追う入門書。全集未収録もフォロー))

勁草書房 『連帯の哲学1 フランス社会連帯主義』 重田園江 9/下 \3,150 ((究極のエゴイストでも聖人でもない人たちの、ありうる結びつきとは? 彼らに力を与え、「生きる術」となる連帯について考える))
勁草書房 『日本近世における聖なる熱狂と社会変動 社会変動をどうとらえるか4』 遠藤薫 9/下 \2,730 ((「社会変動論」の問い。原〈宗教〉は原〈社会〉と重なりあうという視点から日本の社会変動を観察する。原〈宗教〉の地下水脈の意味))

臨川書店 『調と都市 ―能の物語と近代化』 小野芳朗 9/下 \2,625 ((能を取り巻く人々から、それが催された都市の空間の記述や、それを担った人々の人生を描き出す。 物語の舞台は、能の中心地であった江戸や京都のみならず、岡山や松山、金沢などの地方城下町にまで及ぶ。ひとつの能方の家系の流転、能に傾倒した男、能を救おうとした男、能のようで能でない辻能の一座の漂流… 能の歴史書では計り知れない、「能」というフィルターを通してみた都市とその人々を、土木環境システム・建築史の専門家であり、能楽金剛流師範でもある著者による、独自の視点の知的好奇心を満たす一冊))