版元ドットコムより


法政大学出版局 『エピクロスの園マルクス』 フランシーヌ・マルコヴィッツ/小井戸光彦訳 7/29 \2,625 ((学位論文「デモクリトスの自然哲学とエピクロスの自然哲学の差異」およびその「準備ノート」を読み解き、若きマルクスが〈エピクロスの園〉を散歩し、注釈・考察しつつ、エピクロス哲学を貫く〈偏倚〉(クリナメン)概念の豊饒さ・重要性を発見・把握して、哲学変革の方法と戦略を手にするに至った、マルクス思想形成の原点を照らし出す。思想史上稀有なる創造的継承の劇的瞬間を捉えた快著))
法政大学出版局 『象徴形式の形而上学 エルンスト・カッシーラ遺稿集 第一巻』 エルンスト・カッシーラー/笠原賢介、森淑仁監訳 7/30 \5,775 ((主著『象徴形式の哲学』(邦訳『シンボル形式の哲学』岩波文庫)以降におけるカッシーラーの思考の進展、書かれることなかった同書第四巻の内容を指し示す遺稿集))
法政大学出版局 『存在なき神』 ジャン=リュック・マリオン/永井晋、中島盛夫訳 8/2 \4,725 ((存在しない神、神であることなき神──。ハイデガーレヴィナス以降、〈存在〉やその〈外部〉をめぐる思索は、抹消線を付された神についてどのように語ることができるのか。西洋キリスト教学の広範な伝統にたち、ポストモダン期における「現象学の神学的転回」を代表するマリオンが、偶像、愛、贈与、メランコリー、御言などの独自の分析をつうじて、存在の究極的神秘に迫る主著。(哲学・神学)))