本やタウン:書籍近刊情報より


水声社 『宗教とファシズム』 竹沢尚一郎編 5/下 \6,825 ((陶酔と翼賛はどのように貫徹されるのか。しばしばその類縁性を指摘される宗教とファシズムの関係を捉え返す、アクチュアルな論集))
水声社 『〈殺し〉の短歌史』 現代短歌研究会編 5/下 \2,940 ((短歌という31文字のメディアが描く「殺し」の世界。大逆事件、戦争からアキバ事件まで、気鋭の論客による画期的な短歌論集))
水声社 『水の音の記憶 エコクリティシズムの試み』 結城正美 5/下 \3,150 ((「自然との共生」なる空疎なフレーズを排して、文学はどのように「環境」を奪還しうるのか。鮮烈な「エコクリティシズム」宣言))
水声社 『ネクサス 薔薇色の十字架刑 (3)』 ヘンリー・ミラー/田澤晴海訳 5/下 \4,200 ((最愛の妻モーナとレズビアンの画家との奇妙な共同生活のなかで、若きミラーは雄大な構想の小説を書き続けてゆく。自伝的三部作完結篇))

白水社 『ヴェルサイユ宮殿に暮らす 優雅で悲惨な宮廷生活』 ウィリアム・リッチー・ニュートン/北浦春香訳 6/下 \2,520 ((豪華絢爛な建物の内部は226の居住空間からなる巨大迷路、1,000人以上が暮らしていた。雅びにみえる貴族たちの日常生活とは))