e-honもうすぐ出る本の予約より


集英社 『団地の女学生』 伏見憲明 4/5 \1,575 ((「これは近未来の新ジャンルコメディだ!!」   大田ピカリ氏大絶賛!   埼玉県下の巨大団地に育って38年、老人相手の訪問ヘルパーとして働く貴子に20年ぶりに幼馴染から電話がかかってくる。TAAKOとして芸能活動している民子は落ち目とはいえ「団地が生んだ星」。嫉みと羨望に激しくもだえながらもスターからの連絡に尻尾をふってしまう自分に嫌悪する貴子。「彼女の凋落を見届けるのが私の役目」とさらに憎しみをたぎらせる。団地内でも老女の飛び降り自殺、手をやいていた頑固爺の入院、突然の建替え通知など事件が続く。独身のまま老いるなら達観した優しい老女に…と若干憧れていた内海さんもある朝亡くなっていた。民子の芸能人らしい無自覚な裏切りに傷ついていた貴子に、内海さんの孤独死はさらにこたえた。が、箪笥の中から老女が長年大切にしていた官能小説本を見つけ、人が世界に関るという不思議と謎を宿題として残されたような気がする。貴子はこの官能本を後半生のお守りにすると誓うのだった。(爪を噛む女) ))

:新潮社 『隆慶一郎全集第十二巻 見知らぬ海へ』 隆慶一郎 3/24 \1,680 

スイッチ・パブリッシング 『ケンブリッジ・サーカス』 柴田元幸 3/20 \1,890 ((エッセイストとして知られる翻訳家・柴田元幸、初のトラベルエッセイ集!!; ;20年来の友人でもある作家ポール・オースターに会いにニューヨークへ。;大学時代に留学していたロンドン、思い出深い音楽の街リバプールへ。;米国に移住した実の兄を訪ねてオレゴンのスモールタウンへ。;シカゴ在住の作家スチュアート・ダイベックと共に、柴田が生まれ育った東京・大田区六郷の路地裏へ。; ;これまで雑誌「Coyote」の特集で世界中を歩き、綴った紀行文を中心に、柴田が現在も教鞭を執る東京大学本郷キャンパスを舞台にした書き下ろしを加えた1冊。))

:二見書房 『ザ・ストールン・チャイルド』 キース・ドナヒュー/田口俊樹訳 4/下 \2,100 ((森のなかで人間の少年がさらわれて妖精と入れ替わる「取り替え子」の伝承をもとに、自分は何者なのかを探していく大人のファンタジー))