本やタウン:書籍近刊情報より


国書刊行会 『ウルトライスモ マドリードの前衛文学』 運動坂田幸子 2/中 \2,940 ((ダダ、未来派と同時代に展開したスペインの知られざる前衛文学運動に光を当てた、本邦初となる研究書・アンソロジー。))

水声社 『セクサス 薔薇色の十字架刑(1)』 ヘンリー・ミラー/井上健訳 1/下 \5,250 ((「芸術家の女神」との運命的な出会い。大胆な性描写で繰り広げられる死と再生の磔刑のドラマ。新訳で贈る自伝的長編三部作の第1弾。『2巻』同時刊。))
水声社 『発見する力 現代美術の原風景』』 黒岩恭介 1/下 \4,200 ((加納光於吉原治良斎藤義重たちの新たな一面をとらえ、その魅力を現代美術の現場から、視覚芸術の可能性を問う鮮烈な美術論集。))
水声社 『美術・贈与・想像力』 白川昌生 1/下 \2,625 ((中井久夫やエランベルジェを参照しつつ、美術館(界)の構造を、動物園や精神科施設との対比によって考察する異色の美術批評 ))

名古屋大学出版会 『クリティカル・モーメント 批評の根源と臨界の認識』 高田康成 2/上 \3,990 ((相対主義という時代の趨勢に精神をゆだねるままでよいのか。西欧近代からその伝統へと遡り、批評の再生をはかる。))

:評論社 『死の影の谷間』 ロバート・C・オブライエン/越智道雄訳 2/下 \1,680 ((放射能汚染を免れた谷間でたった一人生き残った少女アン。そこに現れた見知らぬ男の正体は。核戦争後の世界を少女の目を通し描く。))