本やタウン:書籍近刊情報より


講談社 『『西遊記』XYZ このへんな小説の迷路をあるく』 中野美代子 12/10 \1,680 ((「西遊記」はただの冒険小説ではなかった。悟空・八戒や怪物たち、あるいはダジャレに秘められたシンボリズムを縦横無尽に読解し、中国的思考の迷宮を踏破する。))

:光文社 『君がいなくても平気』 石持浅海 12/16 \840 

神戸新聞総合出版センター 『人間風眼帖 昭和21年〜昭和49年』 山田風太郎/山田風太郎記念館編  12/中 \1,575 ((未発表作品。日記文から風太郎自身が抜粋・改稿し、ノート2冊に書き遺し、新発見「太平洋戦争風眼帖」など収録、単行本化。))

集英社 『聖なる幻獣』 立川武蔵/大村次郷撮影 12/16 \1,155 ((ギリシアのメドューサにはじまり、一角獣などの幻獣・聖獣をオールカラーで集大成。古代世界にさかのぼる聖獣たちの誕生の謎を、本邦初紹介の図版から解明する。))

新書館 『アラマタ美術誌』 荒俣宏 12/下 \2,940 ((現代の知の巨人・荒俣宏が日本と世界の奇想の美術を紹介。だまし絵・影絵・アナモルフォーズ・狂人美術・退廃芸術。超美術史入門。))

青土社 『労働を見直す』 立岩真也 12/中 \2,310 ((ワークシェアベーシックインカムについての丹念かつ冷静な思考が労働論に新たな展開をもたらす。))

筑摩書房 『なぜ、すべてがすでに消滅しなかったのか』 ジャン・ボードリヤール/塚原史訳 12/10 \2,625 ((記号と幻想の中で、オリジナルな価値は食い尽され、人間は「消滅」する。ボードリヤールが最晩年に執筆した、現代文明への遺言。))

平凡社 『子不語(3)』 袁枚/手代木公助訳 12/10 \2,940 
平凡社 『折口信夫 霊性の思索者』 林浩平 12/15 \777 ((富岡多恵子安藤礼二らによる新しい折口研究の動向を踏まえながら、折口=釈迢空という存在が「発生」する過程を捉え直す力作。))
平凡社 『戦後思想は日本を読みそこねてきた 近現代思想史再考』 鈴木貞美 12/15 \882 ((文学、自然科学、哲学、宗教、芸術論など全般にわたって人間の知の歴史の総体を振り返り、新たな時代への可能性を追求する。))

マール社 『ダリ・私の50の秘伝 画家を志す者よ、ただ絵を描きたまえ!』 サルヴァドール・ダリ/音土知花訳 12/上 \1,890 ((シュルレアリスムの画家ダリが、腐敗する現代アートを救済すべく自ら著した絵画技法秘伝の書。「天才」が説く真の芸術とは何か。))