版元ドットコムより


法政大学出版局 『理性への回帰』 スティーヴン・トゥールミン/藤村龍雄訳 8/31 \4,410 ((近代の学問世界を支配した数学的・科学的合理性(ラショナリティ)は、その行き過ぎた理論偏重のゆえに、人間の具体的現実への理に適った態度(リーズナブルネス)を軽視させることとなった。世界の根源的不確実性を排除せず、歴史と経験を重視し、つねに知的活動の根拠を問う実務家的道理性への回帰こそがいま求められている。名著『近代とは何か』に続く、科学哲学の枠を超えた重要な文明史的提言。))
法政大学出版局 『社会の社会1』 ニクラス・ルーマン/馬場靖雄、赤堀三郎、菅原謙、高橋徹訳 9/15 \9,450 ((『社会の経済』『社会の法』『社会の芸術』『社会の教育システム』など一連のシリーズの延長上にある本書は、個々の機能システムではなく、機能分化し中心や頂点を消失した近代社会そのものを対象とする。第1章「全体社会という社会システム」、第2章「コミュニケーション・メディア」、第3章「進化」を所収。))
法政大学出版局 『社会の社会2』 ニクラス・ルーマン/馬場靖雄、赤堀三郎、菅原謙、高橋徹訳 9/15 \9,450 ((現実には恣意的なものなど存在せず、あらゆる出来事は他のさまざまな出来事との関係のなかで「構造的に決定された」ものとして立ち現れることを、じつに多様な素材を用いて縦横無尽に描きだす。第4章「分化」、第5章「自己記述」のほか、人名・事項索引を所収。))