ビーケーワンより


NTT出版 『レヴィ=ストロースの庭』 港千尋 11/- \2,310 ((本年100歳を迎える20世紀最高の知性へのオマージュ▼フランス東部の森の中にあるレヴィ=ストロース邸を訪問した著者が撮影した、レヴィ=ストロース夫妻と周辺の田園風景の写真を中心に、レヴィ=ストロースと関連の深いブラジル、オーストラリア、アジア、ヨーロッパ、沖縄などの〈自然と文化〉を感じさせる写真を交えた、11月28日に100歳を迎える20世紀最高の知性へのオマージュ。▼著者による書き下ろしエッセイ「庭の神話」「写真と音階」「蜂蜜の贈り物」を添える。))

みすず書房 『サンパウロへのサウダージ』 C・レヴィ=ストロース、今福龍太 11/- \4,200 ((今年11月に100歳の誕生日を迎える文化人類学レヴィ=ストロースが、人類学者としてのスタートを切った1930年代のブラジルで、自らが住む街区のスナップ写真を撮った。人類学者としてのフィールドはアマゾン奥地の先住民族であり、その研究成果は『ブラジルへの郷愁』という一冊に集成、本書は、その対極ともいえる視線で都会を撮った一冊。加えて、2005年2月レヴィ=ストロース96歳の時のインタビュー「ブラジルから遠く離れて」を収録。さらに後半は、日本人人類学者の今福龍太(本書の翻訳者でもある)が、当時レヴィ=ストロースが写真を撮った、その同じ地点に立ち現在の風景をフィルムに収めながら綴った、巨匠の全市毎への敬意に満ちたスリリングな論考をも収録。ふたりの人類学者のコラボレーション(共鳴の書)。))