ビーケーワンより


河出書房新社 『対テロ戦争株式会社 「不安の政治」から営利をむさぼる企業』 ソロモン・ヒューズ/松本剛史訳 10/- \2,520 

:作品社 『B級ノワール論 ハリウッド転換期の巨匠たち』 吉田広明 10/- \3,990 

書肆心水 『アミナダブ』 モーリス・ブランショ/清水徹訳 10/- \4,410 

法政大学出版局 『マーラー書簡集』 ヘルタ・ブラウコップフ編/須永恒雄訳 10/- \8,715 
法政大学出版局 『啓蒙のユートピア』 野沢協、植田祐次監修 11/- \23,100 ((大劇作家マリヴォーの「奴隷島」はじめ、ラッセ侯爵「しあわせ王国記」、S.レシチンスキの福祉国家ユートピア「ヨーロッパ人とデュモカラ王国人の対談」、謎の作家モレリの平等社会物語「浮島の難破、またはバジリアード」、共産主義の先駆的構想「自然の法典」、マブリのユートピア的政治理論「フォシオン対談」、ラ・ロッシュ「ガリジェーヌ物語」をすべて完訳で収録。全3巻完結。))
法政大学出版局 『散歩の文化学1 ホモ・アンブランスの誕生』 前野佳彦 11/- \3,675 ((人間は一体いつ頃から散歩を始めたのか。ホモ・アンブランス(散歩人)は古代都市とともに誕生し、散歩は都市生活の倍音を伴った一つの原初的な定位行動として〈界隈〉という〈見えない都市〉の隠れた系譜を脈々と紡いできた。ソクラテスアゴラから、ベンヤミンのパサージュ、戦後日本の焼跡・闇市的界隈に及ぶ、散歩という日常行動の古層と深層を照らし出す記号論的考察。))
法政大学出版局 『散歩の文化学2 東洋的都市経験の深層』 11/- \3,465 ((都市の基底には人柱が眠っている。東洋の人柱とは、生活人としての民=百姓(ひゃくせい)だった。新しい王朝が都市を作邑し、上から創設するとき、先朝の〈遺民〉は作邑によって保障された〈市〉を歩く散歩人として転生する。この東洋的都市経験の根源をなす、『荘子』の逍遙遊、『論語』の都市的アレゴリー、そして人磨の相聞〓挽歌の心象界を貫く、古代的〈界隈〉の生活世界を想起する。))
法政大学出版局 『フェティシュ諸神の崇拝』 C・ド・ブロス 11/- \2,730 ((アフリカやアメリカ大陸には蛇や石ころを崇める原初的信仰があり、著者はそれをフェティシズムと名付けて、偶像崇拝よりもさらにさかのぼる宗教の起源と考えた。18世紀としては最新の比較宗教学を用いた彼の学説は当時の論壇にほぼ黙殺されるが、19世紀のオーギュスト・コントら進歩思想に大きな影響を与えた。巻末に詳細な訳者あとがきと解題を所収。))
法政大学出版局 『アメリカの戦争と世界秩序 サピエンティア01』 管英輝編著 11/- \3,990 
法政大学出版局 『フランス社会党政権の転回 サピエンティア02』 吉田徹 11/- \4,200 
法政大学出版局 『社会国家を生きる 20世紀ドイツにおける国家・共同性・個人 サピエンティア03』 川越修、辻英史編著 11/- \3,780 
法政大学出版局 『パスポートの発明 監視・シティズンシップ・国家 サピエンティア04』 ジョン・C・トーピー/藤川隆男監訳 11/- \3,360 
法政大学出版局 『連帯経済の可能性 ラテンアメリカにおける草の根の経験 サピエンティア05』 アルバート・O・ハーシュマン/矢野修一訳 11/- \2,310 

みすず書房 『夢と精神病』 アンリ・エー/糸田川久美 11/- \4,200 
みすず書房 『遠近の回想 増補新版』 C・レヴィ=ストロース/ディディエ・エリボン 11/- \4,200