e-honもうすぐ出る本の予約より


河出書房新社 『古本パンチ』 戸川昌士 5/13 \1,890 ((神戸の古書店ちんき堂」店主が古本やレコード、ポスターなどのコレクターグッズから、ヌードグラビア、AV、メイド喫茶などのお色気ネタまで痛快な文章で好き勝手に語り尽くす!!))

:春秋社 『哲学の<声>』 スタンレー・カヴェル 5/20 \3,990 
:春秋社 『感覚秩序』 F・A・ハイエク 5/20 \4,410 

徳間書店 『先輩と私』 森奈津子 6/20 \1,680 ((エロスと笑いを追及する女流官能作家が描く、エロティック・レズ・コメディ長篇。笑わせてしかも興奮させる、稀有の傑作!))
徳間書店 『耳をふさいで夜を走る』 石持浅海 6/20 \1,680 
徳間書店 『デス・ナビゲーション』 坂野康隆 6/20 \1,890 ((カーナビがドライバーたちを次々と死地へ誘う。新鋭作家が描く戦慄の書き下ろし長篇ホラーサスペンス))

平凡社 『フロイトのイタリア 旅・芸術・精神分析』 6/3 \3,570 

序盤おおよそ100頁弱、アフリカの世知辛い駆け引きにかまかけていまだ探検にも出ていないうちに、まるでかけつけ三杯のごとくさっそくマラリアに罹って、その顛末のくだりとバロックな体験描写に大爆笑、しかしその背後に張りついている冥い影に背筋をひやりとする。いやこれはまさしく、人の世の煩いを嫌味と皮肉で笑いとばさずにはいられないモンティ・パイソンの国の血統に連なる黒のユーモアだな←『コンゴ・ジャーニー』。しかしここに出てくるヤツラはみんなほんとうに生臭ぇ(←褒め言葉)。